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対象:住宅設計・構造

断熱材の厚さについて

住宅・不動産 住宅設計・構造 2009/02/18 23:12

現在、工務店と詳細を決め契約直前ですが断熱材の厚さに少し不安がありますので、アドバイスください。建築地域は?地区で、工法は木造在来2階建て、高気密、高断熱、内断熱、基礎断熱(立上り外張り)、屋根断熱、床下から壁内、屋根まで1周できる通気層機械式換気を取り入れ、遮熱シートを壁、屋根に採用です。屋根断熱について、上記の換気、遮熱シートを設けるために、押出ポリスチレンフォーム3種(スタイロK?)を65mmです。次世代省エネでは厚みが足りませんが、換気、遮熱があるために大丈夫と工務店は言っております。どうでしょうか?夏場、冬場共に大丈夫でしょうか?
また、床下は基礎断熱と上記の換気があるため、合板とフローリングのみで断熱材はありません。冬場足元は寒くないでしょうか?こちらもアドバイスお願いいたします。

補足

2009/02/18 23:12

説明不足で申し訳ありません。まず、野平様への回答になりますが、内断熱(高性能グラスウール16K)と室内壁石膏ボードの間を通気層的に30mm設けます。床下から屋根まで同じように設置します。そこに夏場は外気を換気扇とダクトを使い、床下から屋根から外への空気をまわします。冬場は外気口を塞ぎ、空気を内循環させる方法です。遮熱シートはフクビ化学のルーフエアテック(透湿防水)新商品らしいです。屋根は外断熱(スタイロK?)です。室内暖房は7k蓄熱暖房です。齋藤様のおっしゃられる通気断熱WB工法と少し違う感じだと思います。
よろしくお願いいたします。

いい家建てるぞさん ( 栃木県 / 男性 / 31歳 )

回答:4件

特殊工法

2009/02/19 15:32 詳細リンク

こんにちは やすらぎ介護福祉設計 齋藤と申します。

次世代省エネ基準で3地域の場合、充填断熱工法(押出法ポリスチレンフォーム3種使用)での屋根部分は、130ミリだったと思いますので、数値だけ見ると65ミリは心配になりますよね。

文面から''「通気断熱WB工法」''かと推測いたしましたが、通気層の出入り口は「形状記憶式自動開閉装置」なるもので機能させているので、機械式とは新しいバージョンでしょうか。

一番確かなのは、打合せ中の工務店さんが同じ工法で立てられた物件を紹介して頂き、そこでお住まいの方に伺うことです。
ただし、暑さ寒さの体感は人それぞれですので、数値が分かるとより具体的でいいですね。

工法や施工に問題なければ、屋根部のみ130ミリにグレードアップして頂くのも一つの手段かと思います。

素敵なお住まいが出来ることをお祈り致します。

補足

先週末、吹雪の旭川に行ってきましたが、極寒地ほど住宅における寒さへの対策(基準)がしっかりなされていると実感しました。

一方で省エネ基準における3地域と4地域の境あたりの地域は、寒いにも関わらず断熱基準が曖昧な気がします。。

基礎断熱において、外断熱は北海道などの白蟻被害の少なく寒い地域には適していますが、栃木辺りですと経年変化による外断熱と基礎にスキマが生じた場合、白蟻の温床(蟻道)になってしまう可能性があります。。

また、基礎外断熱でベタ基礎床内部面に断熱を施しても、基礎コンクリート立ち上がり厚み部分がヒートブリッジ(熱伝達)を起こしてしまいます。。

基礎断熱に関する参考HP Q2など
http://www.jhf.go.jp/faq/kijyun/index_taikyu_dannetu.html

せっかく床下・壁内・屋根裏の空気を循環させるシステムを利用されるので、''屋根(外断熱)壁(内断熱)基礎(外断熱)間に外部からの熱伝達されるスキマがないか''、''ベタ基礎床部の断熱に関しての考え方はどうなっているのか''を再度工務店の方から説明してもらってはいかがでしょうか。

ご参考まで

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齋藤 進一
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出来たら第3者のアドバイザーを入れてみてください

2009/02/19 21:31 詳細リンク

文面を拝見しましたが、他の建築家の方達が答えているように、いまいちこの工法の効果はちょっと分かりにくいですね。

一番確実なのは、第3者の設計士などにアドバイザーとして入ってもらうという方法です。
いくらかお金はかかるでしょうが、数十年住む家の事を考えるとこのタイミングでしっかりと調べて工務店と話し合える状態にすることが大切でしょう。

工務店との仲を考えると、第3者の方には、工務店に直接、接する事無く建て主自身のアドバイザーとして入られるのも良いでしょう。一度検討される事をお奨めしますよ。

八納啓造 拝

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スタイロで問題なのでしたら・・・・

2009/02/19 22:28 詳細リンク

こんにちは。

確かに、工務店のいうことはもっともらしいのですが、
基本的に、スタイロフォームの厚みをケチるような工務店はそういうことです。
よくご検討されたほうがいいと思います。

床下に関しましても、私達は普通にスタイロを施工します。
費用対効果で考えますと、自明の理です。

何十年とお住まいのお家でしょうから、
一度素直に話をされて、反応を確かめたほうがいいと思います。

全体の工事費からいえば、お分かりかと思います。

ご参考になれば幸いです。

野村正樹
(株)ローバー都市建築事務所 http://www.rover-archi.com
スタイロフォームの価格 http://www.lemon.co.jp/newmokei/group1/p03-1.html

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こちらからも質問させて下さい。

2009/02/19 11:31 詳細リンク

いい家建てるぞ様

ペンネームからして、その意気込みが伝わって来ますね(笑)

さて、文字化けしていますが、栃木県とのことですから断熱区分としては、III地域ですね?

まず、「通気層機械式換気」というのがどのようなものなのか分かりませんが、通気層内の空気を機械で強制換気している、ということなのでしょうか?
もしそうなら、その機械が何年くらい保つものなのか気になるところです。
通常の三角屋根の家なら、「棟換気」を設ければ、自然に換気されるので、あえて機械を使う意味がよく分かりません。

次に、「遮熱シート」は透湿性のあるものなのか?
透湿性のないものなら、他に水蒸気の逃げ道を設けていないなら使うべきではありません。
商品名を教えて下さい。

次に、内断熱とありますが、屋根は外断熱? 壁の断熱材は何ですか?

足下が寒くないか、ということですが、これはどのような暖房を考えているか? ということによります。

以上の情報を頂けましたら、改めて回答させて頂きますので、宜しくお願い致します。

補足

「再質問」して頂ければ、連絡メールが来て「再回答」欄に書き込む事ができたのですが、、追記欄に書かせて頂きます。

まず、ルーフエアテックならOK、問題ないでしょう。
さて、断熱仕様は次世代基準では結構な厚みを要求されていますが、認定工法となっているものでは、殆ど屋根の外断熱材の厚みは基準より薄くなっています。それは、建物全体の熱損失係数が所定の数値以下になっていればOKとされているからで、よくある事です。
但し、その工法が次世代省エネの認定工法なのかどうかは分かりませんが。
勿論、屋根の断熱を厚くするにこした事はありませんが、WB工法っぽい感じなのでスタイロ65厚でOKかも知れませんね?
WB工法はソーラーサーキットの問題点を解決しようとした感じの工法ですが、自然の力だけではなかなか上手く機能しないので、機械の力を借りて強制的に空気の流れを作ろうとしているのですね。
でも、やはり機械は必ず壊れますから、壊れた時にはソーラーサーキット的な問題点(これについては公言できませんが)が出て来てしまいそうです。
また、ソーラーサーキットもWBも冬暖かく、夏涼しいと言っていますが、ある実験によると、単純な高断熱住宅と殆ど差がなく、その効果が実際にあるのかどうかよく分からない様です。
本州ではこのようなアイデア工法が色々開発されましたが、どれもこれも「策に溺れている」という感じがします。
住宅というのは、できるだけ機械の力に頼らないようにした方がいいように思います。

さて、暖房ですが、7k蓄熱暖房ということは、それ一台で家中を暖めようということですね?
断熱だけをみると、もう少し強化したいところですが、この工法が効いていれば、計算上はOKなのかと思います。(家の大きさが分かりませんが)
ただ、床暖房と比べて足下が寒くないか、と言われれば、そうではありませんが、冬場も半袖姿で生活したいと言うのでなければ、十分暖かいと思います。

質問者

いい家建てるぞさん

なるほど!

2009/02/26 21:51

野平様のおっしゃる
「住宅というのは、できるだけ機械の力に頼らないようにした方がいいように思います。」にはなるほど!そうだよなーと思い直しました。いろいろと参考になるご意見大変ありがとうございました。

いい家建てるぞさん (栃木県/31歳/男性)

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