対象:矯正・審美歯科
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アメリカで歯列矯正をスタートし2ヶ月ちょっと経過した、30代女です。
抜歯なしでスタートしたのですが、その後にネットの情報などを見て不安を感じ、日本へ一時帰国時にセカンドオピニオンしました。
日本の先生は基本的に抜歯をしない方針の先生だったのですが、それでも私の場合は抜歯(4本)した方が良いとのことでした。
(もともと口元が前に出ているのが、もっと前に出てしまう)
アメリカに戻り、担当医にメールで相談の時間を取ってもらいたい旨を伝えました。
(日本の先生に見てもらったこと。口元をスッキリさせたいので、抜歯をした方が良いと言われたこと。)
メールでOKをもらっていたのですが、実際は直接担当医と話出来ずに、アシスタント?の女性と話をしました。
まず、なぜ日本の医者に診てもらったのかを何度も聞かれました。
最初に話した時には、あなたは口元の形の事は言っていなかった、と言われてしまいました。
私の英語力が弱いために上手く伝えられず、担当医の気分を悪くしてしまったと感じました。(現場にいたのに直接話もしてもらえなかったので…)
アシスタントの方曰く、今から抜歯してやり直すのは可能だが、抜歯をした場合、
1.頬がこけて顔がフラットになる、より日本人らしくなる
(抜歯をしなければ、頬がふっくらしてアメリカ人らしい顔立ちになる)
2.抜歯をした穴を埋めるため、TADという器具が必須になる
とのことでした。
抜歯やその他にかかる費用は無料とのこと。
こちらで質問させていただきたいのは、
1.抜歯をすることでTADが必須になるというのは普通の事なのでしょうか?
2.抜歯にあまり良い顔をしていない(セカンドオピニオンしたことに対して不満?)先生に抜歯矯正をお願いしても大丈夫でしょうか?
全額支払いもしてしまったので、問題なければこのまま続行したいと思っているのですが、不安な気持ちも大きく質問させて頂きました。
パナキさん ( 東京都 / 女性 / 35歳 )
回答:2件
堀内 晃
歯科医師
1
Re:アメリカで歯列矯正、このまま続行して良いか?
はじめまして長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの内容ですが、アメリカの矯正歯科で非抜歯で治療を開始されて口元のことが気になって抜歯治療に移行したいということですね。
それと、ご質問としては、
1.抜歯をすることでTADが必須になるというのは普通の事なのでしょうか?
2.抜歯にあまり良い顔をしていない(セカンドオピニオンしたことに対して不満?)先生に抜歯矯正をお願いしても大丈夫でしょうか?
ですね。
1.抜歯をすることでTADが必須になるというのは普通の事なのでしょうか?について
抜歯する場合必ずTADが必要になるわけではありません。より口元を後ろに下げるためですね。
逆に言いますと、TADを使用することでより口元がすっきりする可能性は高いです。
下がりすぎることでディッシュフェイスといいますが、口元が貧相になる可能性があるともいわれます。
ただし、相談者さまの場合は、抜歯をしない方針の日本の矯正医が抜歯がいいという判断でしたら、このディッシュフェイスは当てはまらないでしょうね。
2.抜歯にあまり良い顔をしていない(セカンドオピニオンしたことに対して不満?)先生に抜歯矯正をお願いしても大丈夫でしょうか?
これに関しては、おそらく日本の歯科医に相談されたことでアメリカの歯科医師の先生の気を悪くさせてしまった可能性が大きいと思います。
また、本来、この先生自身の矯正治療に対しての哲学というか方針として口元が下がることが良くないという感覚が強いではないかと思われます。
実際アメリカでは数年前までほとんど抜歯治療でしたが、口元が貧相になるからということで非抜歯が流行しだした経緯があります。
現在でも患者さんによっては、抜歯治療を希望される人はいます。
日本でも今非抜歯がちょっとブーム的になっているのは確かですが、やはりそこはケースバイケース
ではないでしょうか。
若干の行き違いがあったということだと思いますが、そちらの先生を信じて治療を継続されて問題ないと思います。
ただ、今回の気持ちのすれ違いを修復されることは必要かもしれませんね。
評価・お礼
パナキさん
2014/12/05 15:31大変分かり易く詳しくご返答下さり、有難うございます。
TADは必ずしも必要という訳ではないのですね。大変参考になりました。
また、アメリカでの抜歯・非抜歯のお話もお聞き出来て良かったです。
お聞きしたかったこと全てにお答え頂き、モヤモヤしていた気持ちもすっきりしました。
ありがとうございます!
高橋 滋樹
歯科医師
1
Re:アメリカで歯列矯正、このまま続行して良いか?
やはり、口元を改善したいのであれば抜歯という選択をとることは多くなります。もちろん抜歯しないと口元は改善できないということではありませんが、元々口元が出ているひとの場合は抜歯によって劇的な変化を出せることも多くなります。
ご質問ですが、
1:一般論としては、抜歯もしてもTADは必須ではありません。TADは新しい装置で日本では歯科矯正用アンカースクリューといいますが、代わりとなる装置は他にもあります。ただしTADを使ったほうがより口元は下げやすくなると思われます。表現をそのまま使えばTADは抜歯した穴を埋めるための装置ではないです。抜歯した隙間を埋めるだけならTADは必要ないと私は思います。TADのような装置が広く普及したのはここ10~15年くらいですが、それより以前にも抜歯治療は存在していました。
以下は推測ですが、非抜歯でも治療ができると考える症例を、抜歯した場合はTADを使わないと治らないとするのは少し腑に落ちませんので、なにか特殊な事情があるのかもしれません。これは拝見していないので全くわかりません。
2:これは日本での先生とアメリカでの先生の判断を比べることになりますが、同じ抜歯をするにしても口元の変化の度合いには、矯正医の技量により差がでる可能性はあるかと思います。アメリカの先生が心情的にどう思われているかは推測しかねます。
評価・お礼
パナキさん
2014/12/09 05:05ご返答くださいまして有難うございます!
TADは抜歯した穴を埋めるための装置ではないのですね。
「抜歯をしたスペースを埋めるためにTADが必要」と言われたので、てっきり穴を埋めるために使うものだと思っていました。
TADについて詳しく分かり易く教えていただき、有難うございました。
これを使用せずに治療できないのか、もう一度担当医に確認してみたいと思います。
(現在のポイント:-pt)
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