対象:ペットの医療・健康
1月15日生まれの柴犬の男の子を飼って二週間になります。現在、2キロです。成犬時は6から10キロと予想されている子犬です。
最近、食欲旺盛で私がキッチンに行くとエサだと思うのか頂戴アピールが凄いです。また、キッチンに行かなくても袋を開けるような音にも反応します。
今はロイヤルカナンの柴犬子犬用を1日(30グラムずつ三回で)90グラムあげています。
すごい勢いで食べ、食べ終わるとお皿を舐め、足りなさそうにしています。
ご飯の時間(ショップの方の助言できちんと定めてはいません)前にはピョンピョン跳んで催促します。
ショップの方にはあまり増やすなと言われ、健診をしていただいた獣医さん(これからもお世話になるつもりです)にはまだ子犬だし欲しがるならあげてもいいよと言われ、どうしたものかと悩んでいます。
獣医さん曰く、げんざいの体型は痩せても太ってもないとのことで、うんちも程よいやわらかさです。検便では虫はいませんでした。
太らせてしまうと犬にとって良くないことはわかっています。
色々なサイトや本を見るのですが、ちゃんと満腹にならないと成犬になっても食べ物に執着し、餌の前後に噛む恐れもある!と書いてあったり、成長期には太る心配よりも育てることを重視して良い!と書いてあったり、子犬は満腹感がわからないから欲しがっても規定量以上あげるな!と書いてあったりで、何を信じて良いのかわかりません。
餌の袋にはあげる目安の表があり、成犬時の体重と現在の月例との交差するところにあたる量をと書いてありますが、6から10キロ予想で幅もあり…袋には成犬時、4キロ8キロ12キロで書かれています。
袋の目安では多すぎる!と書かれているサイト等は多いので、これまて悩んでしまいます。
アドバイス頂けたら幸いです。
まろきっちゃんさん ( 神奈川県 / 女性 / 33歳 )
回答:2件
子犬の食事量について
はじめましてアレス動物医療センターの沖田と申します。
実際は診てみないとなんともとは思うのですが、文面からの想像で書かせていただきます。
参考程度にお考えください。
人間のお子さんの子育てでもそうかもしれませんが、太りすぎても良くないですし、当たり前ですが痩せすぎてもよくありません。
うちも今成長期の犬を飼っていますが、ベスト体重を維持しながら大きくしようとして与えていると、いわゆる「腹八分目」状態になり、餌はすごい勢いで食べ、やや物足りなさそうにしています。
現在の体重2kgが適正な体型であるのなら(これは触らないとわかりませんが)、生後2ヶ月位の犬として、一日に必要なカロリーは約360.kcalです。
成長期用のフードのカロリーが400~410kcal/100gあたりではないかと思われますので、そうすると1日90gというのは妥当な量ではないでしょうか。
ただ、人間もそうですが同じカロリーでも太りやすいこ、太りにくい子がいるわけで、この量はあくまで平均的な目安です。
この量で太りすぎたり、逆に成長が遅いようなら微調整が必要となります。
目安として今の量を与え、2~3週間に一回主治医の先生に触ってもらい、その都度触ってもらって、フード量が適正かどうかを確認してもらったほうが良いと思います。
子犬、子猫の肥満や栄養失調は将来大きな影響を及ぼします。
大人になれば、そこまでまめに病院での体重チェックは必要でなくなると思いますが、今は頑張って付き合ってあげるのが良いと思います。
評価・お礼
まろきっちゃんさん
2014/04/03 20:37沖田先生
お返事が遅くなり申し訳ありません。
必要カロリー等わかりやすく教えて頂き、ありがとうございました。
様子を見ながら、獣医さんにも相談しつつ適度な食事を心がけていきます。
質問欄に記入しそびれてしまったのですが、水分摂取量はどれ位なら問題ない等、基準はあるのでしょうか?
飼った当初は給水ノズル?を使っていたのですが、上手く飲めておらず(1日100mlに充たない程度)現在はケージに取り付ける受け皿タイプで水が減ると給水される物に変え、水分摂取量が増えました。1日400ml程度です。おしっこの回数もそれなりに多くなっていますが、水分摂取量や排尿回数に基準はあるのでしょうか??
教えて頂けましたら、幸いです。
回答専門家
- 沖田 将人
- (富山県 / 獣医)
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
Re:柴犬(子犬)の餌の量
子犬の餌の量は、基本的にはその子の体重の増加具合、体型、体調などによって考慮します。
その子ごとに成長のスピードや運動量が違うので、必ずしも規定量にこだわる必要はありません。
ショップから指示された量や袋に表示された量はあくまでも目安と考えましょう。
ただし、ショップが指示する量は当座の目安であることが多く、犬が成長すると、指示された量では不足してきます。徐々に増やしていくことが必要です。
欲しがるだけ食べさせた場合、下痢をしたり肥満になったりすることもあります。
その場合は食事の回数を調節したり、遊びで代用するなどの工夫が必要となります。
満腹にならないと咬むようになるかもとのことですが、攻撃性は食事だけの問題ではなく、
飼主との関係性や飼育の仕方、犬の性格などが大きく関わってきます。
ある程度の満腹感は必要ですが、日常的な犬との接し方の方が犬の人格形成には大事です。
例えば、甘噛みのトレーニングなどに挑戦してみましょう。
子犬の時は見る物全てが「噛むおもちゃ」ですので、噛んでいいもの、悪いものの区別をしっかり付けさせることが必要です。
遊んでいる最中に人の手に歯が触れた際は、遊びをやめ、部屋を出て、子犬が落ち着くまで待ちます。人に歯があたると楽しいことが終わってしまうと覚えさせましょう。
また、遊びのタイミングは人が決め、子犬がもう少し遊びたいと思う程度で止めるようにしましょう。そうすることで主導権を人が取ることが出来ます。
適正な食事量は個体差が大きく、とても難しいものですが、幼犬期は身体を作る時期ですので、
成犬になるまでは食事のきつい制限は必要としません。
その子の様子を見ながら調整しましょう。その際、一日どのくらいあげているのか、
グラム数やカロリー数をきちんと記録すると、後々修正時に役に立ちます。
適正体重に不安がある場合には、定期的にかかりつけの病院に通い、体重や体型のチェックを受ける事をお勧めします。
(現在のポイント:-pt)
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