対象:新築工事・施工
新築から半年足らずで、外壁に格子状の汚れ? 影?が現れてしまいました。
先日外壁の施工業者が現れ、高圧洗浄機で落ちないものか試したものの、まったく変化なく、早々に退散しました。ハウスメーカはお手上げでメーカに丸投げ。これを受けた塗材メーカでは、足場と足場鋼管にそって影が出ているため、足場が邪魔になったための塗りムラではないかとの見解です。
ちなみにニチハのモエンパネルによる大壁工法を用いており、塗料にはアイカ工業のジョリパッドネオ、吹き付けによる塗装で「小粒ロック」というパターンを用いております。
Q1.原因は塗りムラでしょうか?
影は大方、足場及び足場鋼管に沿って現れているため、私も塗りムラなのかな・・・と思うものの、縦の足場鋼管がなかった切り妻の付近にも縦方向の影が出ており、ここでは下地パネルの目地にそって影が現れているように見受けられるため、いまひとつ納得できずにおります。
Q2.塗りムラだとして、どのような対処が必要になるでしょうか?
再塗装するとして、現在の塗装の上から単に吹き付けただけでは、影は薄く目立たなくはなるが、完全にきれいにはならないと聞きました。補修にあたってはどこから、どのようにやり直すべきでしょうか? また再塗装するにあたって、現在の塗装については、例えばこれをはがしてから行うといったような、何らかの処理が必要となるでしょうか?
Q3.下地を拾っている場合、どのような対処が必要になりますでしょうか?
パネルの継ぎ目の処理は、振り返って施工時の写真を見る限り、メーカの指定通り実施されているように見えます(弾性目地処理材を塗り込み、その上からソフトクロスを貼り付け。その上から弾性塗材シーラーを塗布)。しかしながら足場がない部分にまで影が現れている現実を思うに、下地処理のまずさも可能性としてはあり得るのかなぁと考えてしまいます。仮にこれが原因とすれば、一度塗装をはがして、パネルの目地処理をやり直すことになるのでしょうか?
Q4.原因不明のまま再塗装を行うとなった場合、どのような保証(書面等)を取り付けておくべきでしょうか?
甚だ不本意ながら、原因が一部不明のまま再塗装に踏み切ることも考えられます。その場合、誰からどういった保証を取り付けておくべきでしょうか?
cricket2133さん ( 神奈川県 / 男性 / 38歳 )
回答:2件
下大園 幸雄
建築家
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壁に凹凸と付けてから・・・
ログ家設計の下大園です。
ジョリパットは良く利用しましが、左官こて仕上げでしています。
吹付けの場合、足場と建物の距離十分でないと均等に吹く事は難しく斑になり易い。また継ぎ目部分は、1mm以上盛り上がりますので正面から綺麗でも斜め横から太陽光線で気になります。屋根の出が短い場合は、同じ壁でも目立ちます。
現状は、足場の部分と、下地が目立つ(全体的に吹付けが薄い時が有ります。)
現状に上から吹付けた場合は、正面からは綺麗になりますが、斜めからは目立ちます。(一時に気にされた部分は、さらに気になります。) ニチハの化粧材を利用して化粧梁、付け柱で壁に凸凹を付けてから再吹付けすれば目立たなくなると思います。 参考にしてください。
補足
ジョリパットは、左官でした場合は、厚みがでて仕上げ面も模様が出来目立ちにくくなります。
評価・お礼
cricket2133さん
2011/08/22 21:48お忙しい中、早速ご回答をいただきありがとうございます。
再塗装を行うにもかなり難しい点がありそうですね。現在は表面のパターンに小粒ロックを用いておりますが、アイカからは再塗装にあたってこれを大粒ロックにしないかと言われております。大粒ロックは好みに合わないためお断りするつもりですが、いっそ手コテを使ったパターンにした方が、吹きムラは抑えられるのではないかと思いますが、その認識で間違いないでしょうか? それとも左官職人の力量によってはさらに悪い状況になりかねないということでしょうか
?
下大園 幸雄
2011/08/23 09:398年前に、お客様と左官屋さんに実費でパターンを実際に造ってからイメージして使用しましたが、床面に置いて造ったイメージと実際の壁面では同じイメージでは仕上がりませんでした。他の左官屋さんにも同じことを依頼されましたが結果は同じでした。アイカとも相談して最終的には、誰が作業してもイメージが変わらないローラーこて押さえにしました。結果的には、通常より厚みが出て深みによる立体感で綺麗になりました。 ローラーのパターン仕上げのほうが目立たなくなります。壁には微妙な凸凹が実際は有ります。
吹付けの場合は、下吹きを十分乾燥させてから上吹きで仕上げます。乾燥が不十分の場合は、下地の処理跡が目立つ事も有ります。もう一回吹く事でかなりカバーできるとは想像は出来ます。参考にしてください。
田中 徹正
リフォームコーディネーター
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可塑剤が原因ではないでしょうか?
初めまして、トーシンリフォームの田中と申します。
今回のケースですと、目に見えて、模様が違う場合は、塗りムラの可能性もありますが、近くで見て模様が均一であれば、下地処理に使用した弾性目地処理材(シーリング材)に含まれる可塑剤(かそざい)が原因しているのではないでしょうか?
シーリング材に含まれる可塑剤が、ジョリパット等の塗料に染み出る事は良くあります。
通常は、可塑剤による汚染のない、ノンブリードタイプのシーリング材を使用しますが、ノンブリードではなかった為にシミが出たのだと思います。
対策は、塗りなおししかありませんが、可塑剤を止める下塗材を使用する必要があります。
例えば、「逆プライマー」や「バリアプライマー」などです。
プライマー塗布後は、シーラー1回、ジョリパットフレッシュ2回、で仕上げればと思います。
可塑剤が原因ではなく、塗りムラだった場合は、現状よりも大きな模様を吹き付けやコテで塗装やり直しをすれば解決すると思います。
Q4の保証などの件ですが、まず、原因不明は考えられません。絶対に分かります。
建築業者から、塗膜の保証書(5年程度)はもらった方が良いと思います。
どちらにせよ、話し合いでの解決が絶対条件だと思いますので、根気強くなさってください。頑張ってくださいね!
トーシンリフォーム 田中
評価・お礼
cricket2133さん
2011/08/22 21:42お忙しい中、詳細なご回答をいただきありがとうございます。
影は大方足場及び足場鋼管にしたがって格子状に現れておりますので、アイカの担当者が言うとおり、足場が邪魔になったための塗りムラ、つまりは塗装業者の施工ミスの可能性が高いのかなと思いつつも、一部足場がなかったのではないかと思われる個所に影が現れており、これがなんとなく目地にそっているように見えるため、ご指摘の可塑剤等下地の施工不良による影響も捨てきれない状態です。
いずれにせよ、まずは原因を徹底追求した上で、しかるべき対処を取っていただくようハウスメーカにはお伝えしたところです。
(現在のポイント:1pt)
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