対象:住宅設計・構造
近隣への理解も
最近は「ペットと同居可能型マンション」も多くなりました。
建設にあたって2つの面から考えましょう
*敷地・環境面
ペット好きが集まった楽しい住まいも、近隣からの苦情があっては散歩もままならなくなります。
敷地選定するにあたって、人間の利便性のほかに
1.マンションが近隣に隣接しすぎない空間が保てそうか
2.ペットとの散歩ルートやペット可の公園が近所にあるか
3.動物病院やペットフードショップ・トリマーの店など近くにあるか
など確認する必要があります。
特に動物病院は「犬猫」専門より多くの診療ができるところがよいでしょう。
*建築物
''共用部''
散歩から帰ってきたときの「足洗い場」と簡易「汚物処理所」は必需品です。
廊下・階段・EVの床は、爪に優しい素材を使用し、ペット逃げ出し防止でダブルオートロックや外部に面する開口部の配慮をしたり、要所要所にリードをつなげるフックがあると飼い主にとって安心です。
また「犬のフロア」「ネコのフロア」など種類別に分けたりすると近隣のつながりがよくなります。また、雨の日は共用廊下で遊べるように出来ると楽しいですね。
''住居内''
分譲か賃貸かによって部屋のつくりかたも変ってきます。
鳴き声が近隣迷惑にならないよう防音にしたり、匂いや抜け毛対策は共通課題です。
賃貸であれば、特殊につくるとペットの種類によって弊害がでることもありますので、床・壁の素材と寝室の空気環境の配慮が必要でしょう。
分譲はペットの性質によって特殊に作れるのが強みです(^^)
ネコはきちんと猫用トイレで用を足せたり、高いところに登りたがる習性を利用して遊び棚をつくったり。。
表札に写真表示してあげると、マンション内で迷子になったとき他のペット好きが連れてきてくれそうです。
飼い主にとっては、ペットも家族の一員ですから駐車場のクルマの出し入れを含め''安全''な環境が望まれます。
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
動物が好きな人たちが集まるペット共生型の集合住宅をつくるのが夢です。住人とペットが楽しく快適に生活できるような建物には、どういった工夫が必要でしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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