対象:住宅資金・住宅ローン
金利上昇にご注意を
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リックルード様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
変動一本に借り換えるかどうかで、悩まれているのですね。
確かに、今の金利水準でシミュレーションを実施すれば、変動一本の方が有利になるケースが多いと思います。
ただし、今の金利水準が、この先、ずっと続くかどうかが、最大の問題です。
私にも、将来のことは、正確には分かりませんが、今後、「悪い金利上昇」が起きる可能性は、いろいろな経済の専門家が指摘しています。
景気が回復して、自然に金利が上昇するのは、「良い金利上昇」ですが、「悪い金利上昇」は、日本国債への信認が崩れて、金利が急上昇するパターンです。
今は、日本国債は、主には、家計の金融資産によって、直接的、間接的に買い支えられていますが、貿易赤字の拡大などもあり、近い将来にデッドラインを超えてしまうのではないか、とささやかれています。
それがいつか、という点は、正確に分かる人は、いませんが、最近は、政府による「休眠口座」の活用案まで浮上していますし、個人的には、緊張感を持って、金利水準を見ています。
なお、「悪い金利上昇」の場合は、金利の上昇を見てから、固定に借り換えていたのでは、おそらく間に合わないと思います。
その際、フラット35は、やはり、保険の機能を果たしてくれますし、固定の低金利で、超長期の資金を借りられる権利を持っているというのは、思いのほか、すごいことです。
繰上げ返済にしても、経済の混乱が起こった時は、収入の減少などもあり得ますし、手持ち資金が多めの方が、安心ですので、その辺のバランスもよく考えてみてください。
同じ条件で借り直すことはできません。
以上、判断材料として、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
リックルード さん
2012/02/28 21:18ご回答ありがとうございます。確かに低利で長期のローンは捨て難くなかなか頭が痛いです。金利上昇や減収も織り込んでプランを練り直し、借り換えするかしないかを判断したいと思います。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
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お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
35歳の会社員です。共働きで年収は合算で1000万円、子供は1歳です。貯金は200万円程度です。
2010年にマンションを購入しました。
借入額は3200万円で、フラット35(2.7%、当… [続きを読む]
リックルードさん (北海道/35歳/男性)
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