注文住宅購入にあたっての資金計画＆振る舞いについて

Tsukimo2 さま

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、

建物完成までのキャッシュフローがまわれば、新築後の売却も可能だと思います。


注文住宅で家を建てる場合、建物代金を複数回にわけて支払うケースがあります。
どの時期にいくら支払うのかは、依頼するハウスメーカーによって異なりますが、
一般的には建物完成前に 建物代金の６割～９割程度を支払うことになります。

大手ハウスメーカーなどでは、提携ローン等によりつなぎ融資を用意してくれる場合もありますが、
そうでない場合は自分でお金を工面するか、建物資金の部分実行を行ってくれる銀行でローンを取むしか方法はありません。
事前にハウスメーカーに おおまかな建築費用の支払い時期の確認を行い、
建物完成までのキャッシュフローを把握しておくことをお勧めいたします。


住宅ローンに関しては、マンションの残債を 土地決済前までに完済するかどうかがポイントになります。
土地決済前までにマンションの残債を完済するのであれば、
新規購入の住宅ローン審査は 通常の住宅ローン審査と変わりませんが、
マンションの残債を残したまま購入するのであれば、
２つのローン （マンションと新規購入のローン） の支払いが可能かどうかも審査の対象となります。

場合によっては、ご夫婦二人で住宅ローンの借入を行う可能性も十分考えられるので、
そのあたりも奥様とご相談された方がいいかもしれません。

また、銀行によっては 新築後 速やかに自宅売却すること等を条件に、
マンションの残債が住宅ローン審査に影響しないよう 取り計らってくれるところもあります。
そのような銀行でローンの申込を行うのも一つの方法だと思います。


リスク回避からいえば、自宅売却を先行するのが一般的だとは思いますが、
Tsukimo2 さまの場合、新築後の売却が第一希望ですので、
まずは自宅売却が後でも可能なのかどうか、検討してみてはいかがでしょうか？




以上、ご参考になりましたでしょうか

アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也

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