対象:コーチング
岡部 惠造
パーソナルコーチ
1
話を聴いてあげることが、素晴らしいサポートになる
コーチング・コーチの岡部惠造です。
ご質問に私なりに答えてみます。
まず、相手の話をよ~く聴いてあげましょう。相手の苦しさや辛さに共感しながら無条件に「肯定的に」聴いてあげましょう。「そうなんだ。」「へぇ、つらいんだね。」とうなずきや相槌を打ちながら、聴き尽くしてあげましょう。話を聴いていくと、あなたの頭の中に、あなたの価値観や経験を基に様々な意見や励ましなど伝えたい思いが浮かんでくるはずです。でも、それはちょっと脇に置いて口に出さず、ひたすら聴いてあげましょう。
次に、質問してあげましょう。自分のための事実や事柄の確認の質問ではなく、相手の気持ちや思いを質問して、振り返って考えてもらいましょう。例えば「その時、どんなふうに感じたの?」「それは、あなたにとってどういう意味があるの?」「ほんとうは、どうなったらいいの?」などです。相手が考えている沈黙の時間は、口を挟まずじっと待ってあげましょう。相手は質問されて考えると、いろいろな気づきや新たな発見が生まれてくるにちがいありません。
もし、話の中で相手の良いところや素晴らしい行動に気が付いたら、素直に褒めて認めてあげましょう。できれば事柄ではなく、相手の「資質」をほめて認めてあげましょう。「そんな状態でも、誠実にふるまってあなたは素晴らしいと思う。」とか、「あなたの明るさが、その場をとても和やかにしたのですね。」といった具合です。これは、相手に前向きなエネルギーを与えます。
相手の方は、ご自分のことは、ご自分が一番よく知っています。あなたの意見を言ったり解決のための答え伝えたりするよりも、あなたが、話をよく聴いてあげて、質問して考えてもらって、良いところを褒めて認めてあげることで、相手は様々な新たな気づきや学びを得るはずです。自分でどうした良いか答えを見つけ、次の行動の決意や決断をするかもしれません。
そして最後に、「あなたに話を聴いてもらってすっきりした。」とか、「あなたに話を聴いてもらっていろいろなことに気付いた。勉強になった。」とか「また何かあったら聴いてくれる?」などと言ってもらったら、あなたは素晴らしいサポートをしたことになります。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
はじめまして。最近、友達からちょっと重い相談をされています。
私はあまり話が上手ではなく、友達の話をうんうんと聞いてばかりで
なにも役に立っていないな…とちょっと落ち込んでしまいます。… [続きを読む]
雪花さん (東京都/30歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A