02 軟弱地盤を改良する。 - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

青沼 理
青沼建築工房(有) 一級建築士事務所 取締役
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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02 軟弱地盤を改良する。

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地震に負けない家を造る秘訣!

02 軟弱地盤を改良する。

地盤調査の結果、
地耐力(地面が建物を支える力)が20kN/㎡未満の場合!

人工的に補強して建物を支えられるように
改良しなければなりません。
それを地盤改良と良い、いくつか種類がありますが
一般的には下記の2つ
□ 表層改良工法
□ 柱状改良工法

表層改良工法は字のごとく
地表2mまでの土を掘返し、セメント系固化剤を混ぜ合せ
固めて強度を出す方法
安価な反面不良地盤が深くまで続いている場合には採用できない。

一方、柱状改良工法は
柱状に穴を掘ってセメントミルクを注入しながら
地面の中にセメントの柱を造り強度を出す方法
ある程度深くまで施工することが可能だがコストがかかる

どちらも一長一短ですが
地面の状況に応じて設計者と相談しながら決定します。

これでも強度が出ない
深いところまで地耐力が無い地盤の場合
□ 鋼管杭工法
などの杭基礎を考えなければならないこともあります。
この際、杭工事のみで200万円ぐらいになることも・・・・・

しかし、建物を支える肝腎な部分です。
しっかり検討したいところですね。


次回は、地耐力以外の地盤の性質について。

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