平均点が上がると【損をする人】 - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師
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平均点が上がると【損をする人】

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テストの点数が通知表に直結する中学生では、中学校で平均点が大きく異なります。



実際に例を挙げてみると、同時期・同範囲にも関わらず

R中学(中2 理科) 平均点42.4

M中学(中2 理科) 平均点69.1


こんなに差があることも。


平均点は高いほうがいいのか、低いほうがいいのか・・・

きっと学校の先生も一度は考えたことがあると思います。




私は、【低いほうがいい】と考えています。


理由はいくつかありますが、大きな理由の1つは


その場しのぎではない生徒が報われない】からです。



平均点の高いテストは、テスト前のプリントやワークからそのまま出題する率が非常に高く、数字もそのまま、記号問題が多いなど、そのテストで通用する勉強だけをしていれば点数が取れるテストです。



しかし、受験を見据えて勉強している生徒、応用問題まで勉強してきた生徒にとっては、テストでそこまで難しい問題が出てこないので、

結果だけを見ると「その場しのぎの子とあまり変わらない

点数になってしまいます。





平均点が高いということは、高得点の価値がなくなるということです。

たしかに、今まで30点の生徒が平均点が上がったとはいえ70点になったら、嬉しいでしょう。

自信がつくのかもしれません。


でも、それは本当に喜んでいいのでしょうか。井の中の蛙という言葉がありますが、

今まで川にいた蛙を井戸に移すようなものだと思います


生徒が将来、ずっとその学校にいるのなら、井の中にいさせてもいいと思いますが。









もう1つ理由を挙げると【点差がつく理由が変わってくる】からです。

さきほど書いた、問題の難しさと重なりますが、平均点が高いテストほど「どこで差がつくのか」が変わってきます。


平均点が低いテストの場合は

・他の生徒より難しい問題が解けるか

・できる問題を見極めて解くか

・難しい問題の中でも部分点を取っていくか

・最後まで解けるように、いかに早く解くか

このあたりの勝負になります。



しかし、

平均点が高いテストの場合は

・いかにミスをしないか

・いかに学校の範囲を暗記したか

そこだけの勝負になってしまいます。



もちろんミスをしないかを見る意味合いもありますが、テストってそれだけではないと思います。


中学校の場合は、絶対評価で、高得点=高評価になるため点を取らせたいと考えれば

平均点の高いテストになるのも仕方ないのかなとも思います。


しかし、高校受験をする生徒、進学校の高校に行く生徒、大学受験をする生徒にとっては

平均点の高いテストに慣れてしまうと、本当に「井の中の蛙」になってしまいます。



だから、塾屋では【定期テストの点数】が何点上がったかを評価することはありません。

ちょっと学校のテスト事情がわかる方なら

【○○点UP!!】よりも【○○位UP!!】のほうが難しいことはわかると思います。



昔は「○○点取れば、○○位くらいにはなる」と、点数から順位を考えることができました。

平均点が高い(特に中3になると各教科上がります)と、点数で予測がつきません。



そんな現状を踏まえると

【学校で出されたものをきちんと理解、暗記をする】

【ミスに気がつき、ミスを少なくするトレーニングをする】

この2つが定期テストでは重要になってくるでしょう。



しかし、同時に

【学校のテストと、実力テストや入試は別物だ】

という意識で勉強を分けて考えないといけなくなりました。


学校のテストで高得点だから、実力テストも・・・入試も・・・とはいきませんのでご注意を!


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