なぜ、連絡事項が入らないのか=なぜ、授業が入らないのか - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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なぜ、連絡事項が入らないのか=なぜ、授業が入らないのか

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子どもが先生(学校)からの連絡事項を忘れる



これが日常茶飯事の人もいれば、ほとんど忘れない人もいます



忘れるにも2種類あって

書くこと・頭に入れることをしていない

のと

書いた・覚えたけど実行していない

のとがあります




今回は、前者の「書くこと・頭に入れることをしていない」について書きます





実は連絡事項は年齢によって【形】が変わっているのをご存知でしょうか


小学生

 先生が説明をしながら板書して連絡をする

 =音声+映像(板書)



中高生

 板書で連絡事項が書いてあり「書いてあるよ」という告知だけはある

 =映像(板書)



社会人

 プリント(書面)またはメールで渡され、送った側からの告知はない

 =映像(書面)






小学生は

連絡事項を声で言いながら板書をし、全員がメモをする(または頭に入れる)ことを促しています。生徒側から見れば、連絡事項の内容・量を受け身で受け取ることになります。なかには、連絡事項を書いたかどうかチェックする先生もいます


そうでもしないと、

連絡事項を書いたり覚えることを「しない」生徒がいるからです




それが中学・高校になると、

徐々に連絡事項が板書のみとなります

よくある「明日の教科の持ち物」がその代表例です

今までのように全員が同じタイミングで話を聞きながら受け取るのでなく、自分で板書を見て、自分で読んでメモをする(または頭に入れる)ことになります


高校になると、テスト範囲も書面ではなく、黒板に掲示されているのを各自でメモする・・・という形式を取る学校もあります





さらに社会に出れば、

連絡事項は書面やメールで届くことが多くなります

こうなると、読む読まないも任され、内容の理解度も任されます





つまり、

受け身での連絡事項から、自分で獲得する連絡事項に変わっていきます





それについていけないと、中学高校になっても、先生が話しながら書いたことしかメモせずに連絡事項を忘れ、先生が口頭で伝えた連絡事項は全く聞いていないと言うようになるのです



さらには、連絡事項のプリントを読むこともなく、後から聞かされて「聞いていない、もらっていない」と言うようになります






この連絡事項の件は

そのまま学校の授業に入れ替えても同じことがいえます



これまでの指導経験上、授業内容が学校でも塾でも「どこまで入るか」については、連絡事項が「どこまで入るか」と同等だといえます




なので、塾屋では生徒への連絡事項について


小学生=ホワイトボードに書きながら説明し紙に書かせる

     または保護者の方に読んでもらえれば伝わる書類をつける


中学生=長い語句や細かい内容は板書するが、能力を見るため

     一部の連絡事項は口頭で伝える


高校生=ほとんどが書面での連絡事項とする



スタッフ=連絡事項については書面やメールで伝える




このように分けて連絡しています



中学生には、口頭で言った内容をメモすることを指導し、高校生には人の声や促しがなくても自分で連絡事項を読み理解することを指導しています


中高生の場合は、連絡事項が自分でちゃんと管理できるかどうかも独学レベルを判断する基準の1つにしています



とても地味なことかもしれませんが、こうしたところでも

学校の現状や社会に合わせていくことにこだわっています







私の独学指導は、

点数・成績を上がるのを

「必然的に」「継続的に」「自分の意図的に」

できる状態をつくる指導です




状態をつくる指導なので

【上がるタイミングがわかります】

【一度上がった成績は落ちていきません】

【自分がさらに伸ばしたいなら、その水準まで自分で上がっていけます】

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