- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
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昨日は、「聴くが8割、話すは2割」の「話す」とは「質問」であると、お話ししました。
今日は、どう言う「質問」をするのか?をお話し致しましょう。
そもそも「質問」には、2種類あります。
それは、「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」です。
「クローズドクエスチョン」」は、「はい、いいえ」で答えられる質問です。
「オープンクエスチョン」は、相手の考えを引き出す質問です。
クローズドクエスチョンが悪いわけではないのですが、「はい、いいえ」で答えられる質問ですので、どちらかというと「単純な確認」のために使われます。
しかし、「相手の考えや理解度を確認」する為に、このクローズドクエスチョンを使うのは、非常に危険なのです。
例えば、「今の話わかりましたか?」→「はい。」
何がどの程度理解出来たのでしょうか?
あなたが期待するレベルで理解出来たのでしょうか?
どんな風に解釈し、理解出来たのでしょうか?
「はい、いいえ」では、全く解らないのです。
このような時に使うと効果的な質問方法が、オープンクエスチョンです。
私の例をお話ししましょう。
私が、勤めていた外資系ハンバーガーレストランチェーンの当時の上司は、いつもこのオープンクエスチョンをされていました。
「松下さん、私が今話した内容を、どの様に解釈しましたか?」
さすがに、こう言う質問には「はい、いいえ」という単純な返答で返すわけには参りません。
「私は、○○を○○という風に理解しました。」こんな感じです。
私の解釈が、上司の期待通りならば良し。
私の解釈が、上司の期待通りではなかったり、少し浅かったりする場合は、上司は、もう一度、説明を言い換えたり、別の例を使って説明するなどの補足をして下さいました。
実際に、もし「はい、いいえ」だけで、次に進んでいたら、大変な誤解をしたままだった、と言うことはしょっちゅうでした。
私達は、「わかりましたか?」って、本当に良く使います。日常的に使います。
しかし、「わかりましたか?」では、何がどう解ったのか?全然判らないのです。
相手の立場に立つ為に、もっと相手を詳しくする為に、たくさんの質問をしなくてはなりません。
そう言うときに使う質問形式は、オープンクエスチョン、つまり「相手の考えを引き出す質問」なのです。
「はい、いいえ」で答えられる質問ばかりして、「はい」と返ってきたことに対して、安心していたら、大変なことになっちゃうかも知れませんよ~
気をつけましょう!
「わかりましたか?」
ではなく・・・
「今日の話。あなたはどの様に理解しましたか?」
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