コピーづくりの現場 - 各種のクリエイティブ制作 - 専門家プロファイル

有限会社ペア・ファクトリー 代表取締役
神奈川県
コピーライター
046-242-8248
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:クリエイティブ制作

赤坂 卓哉
赤坂 卓哉
(クリエイティブディレクター)
赤坂 卓哉
赤坂 卓哉
(クリエイティブディレクター)
赤坂 卓哉
(クリエイティブディレクター)

閲覧数順 2024年12月09日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

コピーづくりの現場

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. クリエイティブ制作
  3. 各種のクリエイティブ制作
マーケティング





広告の仕事をしていてよく思うこと。

それは、コピー軽視です。

特に、キャッチコピーを軽んじている人の

なんと多いことか。


対して、デザインは比較的分かり易いので、

皆さん、アレコレ口を挟みますし、

こだわっているようにみえます。


デザインは、誰もが大筋は判断できるのでしょうね。

格好いいとか、都会的とか…


が、デザインに於いても、

それがコンセプトに沿ったものかどうか、

本来、そこを考えなくてはいけないのですが…


しかし、これがコピーとなると、粗末な扱いとなる訳です。

検討以前となってしまうこともあります。


適当に誰かが書いて、それがそのまま最後まで残り、

掲載されてしまうことも少なくありません。


ボディコピーは、作文の添削と同傾向にあるので、

そのコピーがその場に相応しいかどうかではなく、

一応、みなチェックはします。

しかし、この場合も、

日本語として正しいかどうかのみ、で終わってしまう。


制作する側でも、一部でこのコピー軽視の傾向があります。

こうしたクリエーターは、世の中には大勢います。

だから、フツーの人はなおさらでしょう。

しょうがないといえばそんな気もします。



では、なぜ人はキャッチコピーを軽視するのか?

そう、答えは簡単。

分からないからです。

割とみな分からない。


で、私たちコピーライターの出番なのですが、

そもそもキャッチコピーの力を信じない人に

その重要性を説いても無駄なのです。


デリカシーのない人に、私も無理強いはしないようにしています。


コピーが元々広告の添え物であり、

そこになにか書いてあれば良し、

要はどうでもいいもの…


そう思っている人は多いのではないか?


が、これは甚だしい間違いです。


本来、人はことばで動いています。

自らの過去を振り返っても、

ことばひとつで勇気づけられたり、

傷ついたりした経験がいっぱいあります。


或るひとことで愛しあう。

或るひとことで涙を流す。

かように、人の心も、ことばで動くのです。


ことばって、割とパワーがあります。


それを突き詰めたのが、経典なのかも知れないし、

呪文なのかも知れません。

これを、人は言霊と呼んでいる。


人が本気で口にしたものには不思議な力が備わる。

また、そうしたことばが、ひとり歩きをしたりもする。


一例ですが、

あのお笑いタレントのスギちゃんが流行らせた

「ワイルドだろ~」も、そんな気がしないでもない。


古くは、マラソンの有森裕子さんが、

アトランタ・オリンピックで銅メダルをとったときの、

「…自分で自分をほめたいと思います」も、印象深いことばです。


或る登山家への質問。

「あなたはなぜ山へ登るのですか?」


「そこに山があるからさ」


ことばって、本気で発すると力が増します。



でですね、

例えばあなたがネットショップの店長だったとします。

洋菓子店を経営していると仮定しましょう。

店では、クッキーの詰め合わせなどを売っている。

おいしそうな写真とかわいいデザインで、

売れそうな気がします。


が、オープンしてみると、いまひとつ売り上げが伸びない。

クッキーの写真の下には、

「超甘くておいしいクッキーの詰め合わせセット」

とコピーが添えてある。


さあ、あなたはきっと悩みますね。

どこを修正しようかと。


こんなとき、

私はまずコピーをいじることをオススメ致します。


例えば、このコピーを、

「焼きたてサクサクの手づくりクッキーがぎっしり!」

に書き換えます。


さてこれで、売り上げは上がると思います。

きっと…ですが(汗)



コピーはいきものです。

活きもの!!

本気でいきるものには、魂が宿ります。

よって、コピーは添え物ではありません。

本気で考えたコピーにはパワーが宿ります。


これから、なにかの機会で広告に携わる方は、

ぜひ、コピーをつくる空白の時間をつくってください。


きっと不思議な世界に迷い込むことになりますがね!




カテゴリ このコラムの執筆専門家

(神奈川県 / コピーライター)
有限会社ペア・ファクトリー 代表取締役

ひとの心に、化学反応を!

広告って心理学?…これホントです。謎を紐解く。広告作りは、ここに集約されると言ってもいいでしょう。売る仕掛け、アクションのスイッチ。このマーケティングの核を探ることは、人の心の広い海原を旅することと似ています…。

046-242-8248
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「マーケティング」のコラム

アイデアはタダではない(2018/03/19 19:03)

広告の普遍的手法(2014/01/11 19:01)

或る編集者の記録(2013/08/27 10:08)

カテゴリ このコラムに関連するサービス

メール相談 コピーライターが答える!広告メール相談

広報担当者・経営者様向けの広告専門のメール相談サービスです。 広告の疑問をお寄せください。

料金
3,000円

企業の広告活動全般について、アドバイス・質問に答えるサービスです。
デザインやコピーについての疑問はもちろんのこと、
媒体の選び方や広告会社の選定方法など、広告に関する様々な疑問にお答えいたします。

コピーライターが答える!広告メール相談

このコラムに類似したコラム

時代とコピー普遍性について 磯部 茂 - コピーライター(2018/08/18 18:51)

君の瞳は10000ボルトか? 磯部 茂 - コピーライター(2012/06/23 06:17)

広告制作の第一ステップは「想定顧客」を明確にすること 赤坂 卓哉 - クリエイティブディレクター(2011/04/27 11:00)

キャッチコピー狂時代 磯部 茂 - コピーライター(2013/07/27 15:00)

愛の、クラウン。 磯部 茂 - コピーライター(2013/01/08 06:41)