収入と所得は違う
収入と所得。どちらも「どのくらい稼いでいるか」というイメージで、混同して使われていますが、まったく違うものです。今日はそれを説明しましょう。
商売をしている人ならわかりやすいのですが、収入は売上のこと、所得は売上から経費を引いた「利益」のこととなります。
会社勤めなど給料をもらっている人にも「経費」が認められているのですが、それを把握することは不可能なので、収入に応じて自動的に式を当てはめます。それが「給与所得控除」です。
給与所得控除
給与所得控除の式は次のとおりです。
〇162.5万円以下 … 65万円
〇195万円超180万円以下 … 収入金額 × 40%
〇180万円超360万円以下 … 収入金額 × 30% +18万円
〇360万円超660万円以下 … 収入金額 × 20% +54万円
〇660万円超1000万円以下 … 収入金額 × 10% +120万円
〇1000万円超1500万円以下 … 収入金額 × 5% +170万円
〇1500万円超 … 245万円(2013年より改正。2012年は【収入金額×5%+170万円】
所得200万円とは
所得200万円というのは、給料の場合312万円ほどになります。
年収300万円の人が「所得200万円以下」という条件のついた公営住宅をあきらめていたという話も。「収入」と「所得」、注意してくださいね。
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