大人のきれい字　実技編「変」の楷書体と実用つづけ字（行書体）

こんにちは　今井淑恵です。

暦が変わり11月、南北に長い日本列島、北から順に紅葉の便りが届く頃と
なりました。

季節も変化していますが、言葉も時代を反映して少しずつ変っています。

23年度に文化庁が行った国語世論調査では、「一歳年上」を「一コ年上」、
「腹が立つこと」を「むかつく」、「すごく速い」を「すごい速い」など、
従来とは違う言い方をする人が増えているとか。

今日は「変」の字を書いてみましょう。
　
「変」には移りかわる、それまでとは別の状態になる、突然起こる、
普通でない、などの意味があり、旧字体は「變」と書きます。

楷書の他、ちょっとつづけ字（行書体）も参考にご覧ください。

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　　今井淑恵の《大人のきれい字 実技編》－書きコツ画像付き－
　　今週の書きコツはこちらから　↓↓
　　 http://www.penmanship.jp/mailmagagine/refer66.htm
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　「変」の部首は「ふゆがしら」になります。
　（便宜的には「なつあし」「すいにょう」にも分類されています。）

【書きコツ－1】

　「変」は縦長の字形に収めましょう。

　１画目の書き出しが、この字の中心になります。

　つづく、２画目の横画は右ななめ上です。

　
【書きコツ－2】

　次の縦画は、左側を少し丸みをつけてハラい、右側はトメ。

　左右の「ハ」の字は、アキが均等になるよう配置しましょう。

【書きコツ－3】

　下部「ふゆがしら」は、左ハライを長めに書きます。
　（活字では、短くなっている場合があります）
　
　つづいて横画は短めに右ななめ上、丸みをつけて左へハライましょう。
　
ハライはともに、しなりをつけます。

【書きコツ－4】

　最終の右ハライは、いったんトメてから、横へ引くような気持ちでハライます。

　ハライは、２画目横画の右端を下ろした線上を目安にしましょう。

　　それでは、画像で確認　↓↓   
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