「人の悪口を言う人は、人に悪口を言われる人になる」

「人の悪口を言う人は、嫌われます。嫌われたくないと思う人は、まず悪口を言わないことからはじめてください。」

これは私が21歳、大学3年の教育実習の最終日、全校朝礼で生徒の前で話したことです。

教育実習の最終日、私は何を言おうか考えていました。

「4週間いろいろなことがあったなぁ・・・」と思い出していて、ふと共通した点がありました。

中学生は人間関係で悩んでいます。

「あの子がむかつく」「あの子が嫌い」「なんで男子が・・・」「なんで女子が・・・」

毎日のように話を聞き、手紙をもらっては返信していました。

それを考えていたときに、この言葉が浮かびました。

嫌われていない子はどんな子か・・・。

嫌われる子はどんな子か・・・。

そのとき

嫌われる子は、誰かのことを「嫌い」と言っている。

それに気づいたのです。

人間の防御本能かもしれません。

心の中で思う。一人で言う。それくらいは誰しもあることです。

嫌われる子は、誰かの悪口を言っています。

つまり敵をつくっているわけです。

それを聞いた本人は、その子の悪口を流します。こうして悪口の悪循環が広がります。

嫌われない子は、誰かの悪口は言いません。つまり敵をつくっていないのです。

学校裏サイトや掲示板での書き込みも「悪口」です。

もし人間関係（特に、嫌われている・悪口を言われている）に悩んでいる人が周りにいたら、

まず「自分が人の悪口を言わないこと」からはじめてみようと

話してあげてください。

人を悪く言わない人のもとに

人は集まります。