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中学生に公民で平等権を教えていた時のこと・・
(私)「日本はGDP世界3位なんだよ~」
(生徒達)「お~すご~い!」
「でもね、男女平等を数値化したジェンダーギャップ指数は
調査対象の135か国のうち101位なの」
「あ、家庭科で教わった」
「女性の地位を、経済、教育、政治、健康の4分野で分析したものなの」
「そんなに平等じゃないって感じはしないなぁ」
「今までに差別されて嫌な思いをしたってことはないってこと?」
「そう思う」
「あ、体育館の椅子運び、男子だけにさせるのはどうかと思う。
で、『女子は男子の邪魔にならないように』って言われてカチンときた。
華奢な男子より私の方が筋力あるのに。それに男子だって可愛そうだよ。」
「・・・・そうか、あなたはそれがカチンとくるのね」
「じゃあ、ちょっと想像してみてね」
そこで私は以前スマイルサポートが大田区の男女平等推進センターでセミナーをしたときに
センターの方からお聞きした話をもとに生徒に質問しました。
「日曜日の朝、社長が公園をジョギングしていると、反対側から秘書が犬を連れてやってくるのが見えました。
2人は偶然会ったことに驚きながら挨拶をして別れました。」
「私、2人の性別に関して何も言ってないよね。
今のお話、みんなが想像した社長の性別は?」
結果、その場にいた7人の女子の全員が『男性』と答えました。
「秘書の性別は?」
『男性』が1人、『女性』が6人。
「うわぁ~社長が『男性』って全員同じ答え秘書は『女性』もほとんど同じ
どうしてみんな同じなの」
「気持ち悪いよ~。同じすぎて鳥肌たった。」
「私たち洗脳されてる」
「・・・・」
「確かに現実にも男性の社長の方が多いよね。ただ、『社長は男性』に見られるような思い込みで女性の貴方たちの可能性を狭くしてほしくないの」
「私、社長になるっ」
「お~頑張れ~」
日本のジェンダーギャップ指数はこれから改善されていくのではないかなぁ~
と感じたひと時でした
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このコラムの執筆専門家
- 藤原 文
- (東京都 / 行政書士)
- MAC行政書士事務所 代表行政書士
法律面・精神面・経済面の3つの視点からあなたをサポート
行政書士・夫婦カウンセラー・家族法務カウンセラー・現役塾講師として特に離婚の際のカウンセリング・公正証書の作成を通じ、法律面・精神面・経済面から多角的に「女性の自立・子育て・笑顔」をサポートしています。
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