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日曜日、テレビをつけると、NHKで表題の番組を放送していた。
画面では、徳川吉宗に扮し、小生意気なものに対し説教するさまが流れていた。
それは、「名を名乗れ・・・無礼である。背筋を伸ばせ！「という台詞だった。
その時の様子を、共演者の奈良岡朋子が
「あの方は、その役に徹しきるのです。だから気持ちが伝わってきて、共演者として助かった「
と言っていた。
スタジオに招かれた西田敏之も、本番前は近寄り難い雰囲気だったと述べている。
司会は桜井洋子。さすがは天下のNHK、選び抜かれたものしか画面には登場しない。
気持ちを相手に伝えることがいかに難しいことだか
そのことは誰しも知っているが、その方法が分からない。
その模範を見事なまでに演出しきっている。
残念ながら、私が見たのは最後の方だけで、しばらくすると画面は、ニュースに切り替わった。
ニュースを読むアナウンサーは普段真正面を向いているのに、
この時は、目線を上にあげてから報道を読み始めた。
恐らく、私同様画面に見入っていたものと思われる。
私は普段映画館で映画を見ないのだが、
遺作となったものは、高倉健が「共演させて頂いて・・・「
といっていたことからも素晴らしい映画だと推察される。
折を見て、是非見に行きたいものだと心から思っている。
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