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初学者向けPCCSを使ったイエローベース・ブルーベースの分類

2012-10-02 00:06

PCCSとは
Practical Color Coordinate System

日本色彩研究所が
「配色調和」を目的に開発した表色系です。

表色系とは、カラーシステムの一種で、
簡単に言うと「色のものさし」のようなもの。

どなたでも一回は、美術等の授業で
チラっと見た事があると思いますし、

たいていの大きさの規模の本屋さんに行った時に
このようなPCCSのカラーカードを
売り場のどこかで見かけたことがあるかと思います。

ps
199色あるので、「199a」となっています。
これより大きなサイズのbとかcなどもあります。

色みの違いの内訳は,ざっくり以下の通り。

色みの違いは、全部で２４色あって
番号が１～２４までふられています。

暖色系は１～８
寒色系は９～１２
残りは、どちらともいえない中性色です。

似合う色を見分ける時によく使われる
「イエローベース」や「ブルーベース」といった
ベースカラーの考え方がありますが、

これは、
同じ暖色系の中にも、暖かいと冷たいがあって
同じ寒色系の中にも、暖かいと冷たいがある
という考え方です。

とかく、様々なパーソナルカラー系の団体が、
独自のカラーシステムを作って
オリジナル性を歌いたがりますが、

まずは、色彩教育でよく使われている基本のPCCSを使って
ベースカラーの考え方を習得した方が
のちのちの「配色」になった時にも
すごく使えます。

日本色研さんのご了承を頂いて、
都外川が
イエローベースとブルーベースに
分析・分類した表はコチラ↓

※B/Yとなっているのは、
どちらにも行けそうな色たちです。

※出典：都外川八恵著
ファッションスタイリング検定３級テキスト＜分析・分類編＞
http://www.senken.co.jp/book/respective/m_f-s-3.htm
http://www.amazon.co.jp/ファッションスタイリング検定3級テキスト―分析・分類編-都外川-八恵/dp/4881242466/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1349105033&sr=1-2

同じ赤でも、
２番の中心の赤に対して
３番の赤は、明るさと暖かみを感じるし
１番の赤は、暗さと冷たさと感じます。

前者が「イエローベースの赤」で
後者が「ブルーベースの赤」という風に分類します。

人間の血色の出方も
簡単に言うと、このように
２番のような人や
３番のような人や
１番のような人に分ける事が出来・・・

自分と同じサイズの服を身に着けるように
同じタイプの色素の色を身につけると

自分にフィットし
自分も美しく
色（やアイテム）と手を取り合って
全体が調和して見えます。

これは、「似合う」という表現になります。
※「～～のように見せたい」という「補正」とは異なります。

これが、パーソナルカラー（似合う色）を見つけるための
大前提とも言える最初の入口です♪

都外川八恵の著書実績
http://www.cocolor.biz/works