投資銘柄情報2012/07/18号

●エムスリー（２４１３）
本日終値３９万円（＋７５００円）。医療サイト「ＭＲ君」の運営を通し、製薬会社の医師向け情報提供を支援。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ１００２５円（前期実績８５３０円）、来期予想１１７２８円。株価は７月４日高値３９万５０００円を付けた後、高値圏にて揉み合いとなっていたが、メリルリンチ証券が本銘柄の投資判断引上げよりターゲットプライスに４３万３０００円を設定した事を好感し、本日ザラ場に年初来高値かつ上場来高値更新。これより再び個別チャートは青天井入りの様相。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい。

●栗本鉄工所（５６０２）
本日終値２３０円（＋７円）。鋳鉄管２位。業界３位の「日本鋳鉄管（５６１２）」が昨日に業績予想の上方修正を発表した事を受け、本銘柄にも業績上方修正の期待が浮上。本銘柄の株価は本日に４月３日高値２３１円奪回で年初来高値を更新。信用取組は買い残２６９万株、売り残１５５万株で貸借倍率１．７３倍といった状況にあるが、現水準においては買い方に分あり。これより上昇新波動入りとなれば、需給妙味も。個別チャート面からは２００７年高値４５７円まで株価上値追いに伴う大きなフシが見当たらない状態。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい。

●オリンパス（７７３３）
本日終値１４４０円（＋８６円）。世界シェア７割の消火器内視鏡が柱。含み損飛ばし発覚より、昨年１０月に株価急落。ただ日柄経過と共に悪材料は既に織り込み済み。中期トレンドで検証しますと、株価は中段揉み合い状態が継続となっており、２月２３日高値１４７３円を更新となるようだと、上昇新波動入りとなる可能性あり。そうなりますとテクニカル的に、まずは株価急落時に空けた日足チャートの窓埋めとなる２０３２円処が狙い。現ディスクロでの信用取組は買い残２８１万株、売り残２８７万株で貸借倍率０．９８倍の売り長、上昇新波動入りとなれば需給妙味も。

●テラ（２１９１）
本日終値３９３円（＋７１円）。東大医科研究ベンチャー。みずほ証券が本銘柄の投資判断を引き上げ、ターゲットプライスを５００円に設定した事が刺激材料となり、本日株価は出来高を伴い急騰。結果、６月２５日戻り高値３７６円を更新となった事で、これより３月２２日高値５４３円奪回に向けた波動に入ったと想定されるところ。また本日に本年最大の出来高を伴った上昇となった事から、当面は投資ターゲットとして浮上するの事となるのではないか。ただファンダメンタル面の裏付けは無く、良好な株価動向が最大の刺激材料。これより上手く参戦のタイミングを捉えたい。

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