投資銘柄情報2013/05/21号

●オリンパス

（７７３３）
本日終値３１８５円（＋５円）。世界シェア７割の消化器内視鏡が柱。２０１４年３月期業績予想において当期利益が前期比２７４．１％増となる旨を好感し、５月１６日に株価は出来高を伴い急騰。その際に移動平均線との乖離が拡大となった事に伴い、現状はテクニカル調整といったところ。本日でその乖離もほぼ修復となってきており、近々に一段高の波動出現が期待される状況であります。上昇新波動入りとなれば、個別チャート面からの次なる狙いは２００８年半ばの高値である３７６０円奪回。参考までにＪＰモルガンは本銘柄の投資判断を引き上げ、ターゲットプライスに３６００円を設定。

●日東紡績

（３１１０）
本日終値４０５円（＋３２円）。ガラス繊維用いた産業資材で世界有数。業績は増益基調が継続となる見通しで、２０１３年３月期ＥＰＳ１４．２５円（前期実績７．１９円）、２０１４年３月期予想１５．０５円。本年に入り株価は３４０円～３８０円処のボックス圏での動きとなっていたが、本日の上昇でそのチャート面のフシを掃った格好。これよりトレンドは新波動入りの様相である。現ディスクロでの信用取組は買い残６１万株、売り残１２４万株で貸借倍率０．４９倍の売り長状態であり、上昇新波動入りとなれば売り玉の返済が急がれるところ。５日移動平均線推移を考慮して対応したい。

●黒崎播磨

（５３５２）
本日終値２４５円（＋１３円）。耐火れんが２位。特別に好材料は見当たらないが、３営業日前より株価には上値を窺う動きが出てきている。本日ザラ場には３月８日高値２４８円に面合わせとなる場面まであり。ここで頭打ちとなればチャート的に２番天井となってしまうが、抜けてくるようだと、短期トレンドは新波動入りであり、狙いは２月１２日高値２８１円奪回。現段階においては、約３００万株の信用買い残を抱えている事で戻り売り圧力は旺盛と想定されるが、高値２８１円を抜けてくるようだと、その買い玉に回転が効き出す事で、需給懸念は後退する事となる。

●富士急行

（９０１０）
本日終値１１０７円（-４円）。富士急ハイランドが主力。富士山のユネスコ世界文化遺産登録見通しが刺激材料となり、５月１日に株価はストップ高に。翌営業日には高値１１９９円を示現。株価は年初より緩やかな上昇トレンド描いているが、株価水準にレシオ面からの割安感が無い事で、信用取組は慢性的に売り長となっている状況。現ディスクロでの信用取組は買い残４０万株、売り残８６万株で貸借倍率０．４７倍。直近高値１１９９円を付けた後歯調整を入れているが、依然上昇トレンドは継続中。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい。

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