投資銘柄情報2012/07/26号

●東和薬品（４５５３）
本日終値４６２０円（＋６０円）。後発医薬品大手。大和証券は本銘柄の投資判断を引き上げ、ターゲットプライスに５２００円を設定している状況。今期業績は予想ＥＰＳ３００．１円（前期実績３３４．５円）と減益見通しであるが、来期はＥＰＳ３５３．０円と大幅回復予想。株価は今１月安値３０４５円を底に緩やかな上昇波動が出現中。今月に入っては当面の高値圏にて揉み合いとなっているが、ここに至って上昇する２５日移動平均線との乖離が縮小となってきている事で、近々に日柄調整完了より再び上値を窺う展開が期待される状況。信用取組は買い残２万株、売り残７万株で貸借倍率０．３０倍。

●シップヘルスケアＨＤ（３３６０）
本日終値１９６２円（＋３円）。医療機器、設備を一括販売。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ１７６．９円（前期実績１７０．３円）、来期予想１８１．８円。この良好なファンダメンタル面を背景に、株価には緩やかかな上昇波動が出現となり、７月１８日高値２１００円示現。その後は市場全体続落の煽りを受け、本銘柄の株価も急落となったが、２５日移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドが崩れるに至っていない状態である。現トレンドは５月９日高値２１４０円奪回に向かっていると想定され、ここは悪目買いで対処したい局面。信用取組は０．５４倍の売り長。

●オリンパス（７７３３）
本日終値１４００円（＋１２３円）。世界シェア７割の消火器内視鏡が柱。「テルモ（４５４３）」が５００億の資本提携と経営統合を提案。株価は直近に高値１４７０円を付けた後、続落となっていたが、この報道を好感し、本日株価は再び急騰。株価は不正会計問題発覚で低迷状態となっているが、これより今２月高値１４７３円を更新となるようだと、トレンドは中段揉み合い上離れである。上昇新波動入りとなれば、テクニカル的に昨年急落時に空けた日足チャートの窓埋めとなる２０３２円処が狙いと想定されるところ。現ディスクロでの信用取組は買い残１９５万株、売り残３４７万株で貸借倍率０．５６倍。

●アクセル（６７３０）
本日終値１６１６円（＋２５６円）。描画表示、音源用ＬＳＩのファブレスメーカー。昨日引け後に２０１３年３月期業績予想の上方修正（当期利益８億→１３．５億）を発表。株価は昨日に上場来安値となる１３５１円を付けたが、業績予想の上方修正を好感し、本日は出来高を伴い急騰。予想ＥＰＳは１０８．８５円（従来予想６４．５円）となる事で、これよりレシオ面からの水準訂正の動きが期待されるところ。個別チャート面からは本年高値圏である１９００円処が狙いとなりそうだ。本日に大きな上昇ボラティリティ出現となった事もあり、これよりは５日移動平均線推移を考慮して対応したい局面だ。

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