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西内 純
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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数日前の日経に『年金、20代は2000万円超の払い損』という記事が出ていましたね。

私が何日か前のブログで『払い損』にはならないから、保険料を払うようにと書いたので矛盾しているのではと思われていませんか?


日経に書いてある『払い損』になると言うのは厚生年金の話で、私が言っているのは国民年金の話です。

厚生年金は、厚労省のデータをもとに保険料を40年間払った夫と専業主婦の例で、年収平均750万円として、夫婦それぞれ平均余命まで生きた場合の試算で、今65歳なら1770万円の得、20歳なら2280万円の損というものです。

保険料の支払い額には会社負担の半分も当然含めています。現在厚生年金の保険料率は収入の16.412%まで増えており(2017年18.3%で固定)、年金支給年齢もどんどん遅くなっているので、このような試算結果が出るわけです。

と言っても、サラリーマンなら厚生年金は強制加入ですので、払わないという訳にはいきませんね。


一方、未納問題の国民年金の方は、厚生年金とは逆で、どの世代でも大幅にプラスとなります。

計算は単純で、払う保険料は今年で14,980円/月、2017年まで280円ずつ引き上げ16,900円(2004年価格水準)で固定となっています。一方年金額は40年満額では今年は物価スライドで去年より0.3%減りましたが、65,541円/月ですので、平均余命を生きれば間違いなくプラスになるということはご理解いただけると思います。


端的に言えば、強制加入である厚生年金が割を食っているということです。国民年金も基本は強制加入ですが、ほとんど強制力はないと言えます。

以前にも言いましたが、本当に経済的に苦しかったら保険料の免除申請をすれば良いことですので、国民年金の保険料を未納にしないようにして下さい。



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