加藤幸彦(エス)です。
最近、30代の施主さんを中心に「カフェのようなリビングルーム」というイメージが共有されつつあります。
ただ単に「オシャレな」な感じを目指しているわけではありません。
この「カフェのようなリビングルーム」というのは「凄く革命的なこと」なのだと、じつは僕は思っています。
今までのリビングルームといえば、「お父さん+お母さん+子どもたちが、同時に同じ場所で、同じことに興味を向ける空間」だったのだろうと思います。
そこには、テレビが中心にあり、なんだか高級そうに見えるソファがあって、食事の後は決まってそこに集まることが暗黙のルールになっていたり..
その旧来のリビングルームにたいする固定観念が、若い家族を中心に、次第に薄れてきていることを、僕は最近感じています。
今は、同じ場所にいても、
おとなも子どもも、手にはスマホ、雑誌を読んだり、パソコンを開いていたり..。
でも、それが「家族バラバラ」ということじゃない。そこにも何か「家族のきずな」のようなものは確かに存在する。
その新しいイメージを示す言葉が、「カフェのような」なのだと考えています。
さあ、新しいリビングルーム、つくってみましょう。
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このコラムの執筆専門家

- 加藤 幸彦
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所エス 代表
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。
建築の価値観が大きく転換しつつある今、社会的価値観とクライアントの個性を同時に重視し、「美しい空間デザイン」がどうあるべきかを常に問いながら設計活動をおこなっています。
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