コンドテルとバケレン – その1
ハワイでは、日本のいわゆるマンションは「コンドミニアム」と呼ばれ、「コンド」と略されています。日本のマンションと同様、購入後には管理費/固定資産税を支払い、他の居住者と心地よい関係が持てるよう居住規則に従って生活するのはハワイとて同じ。
しかし、リゾート地ハワイならではのコンドミニアムもあります。
それはホテルとコンドミニアムの機能が一つになった「ホテルコンド」(もしくは「コンドテル」)とバケーションレンタル物件です。
コンドテルは、ホテルのようにフロントデスクやリザベーションデスクがあり、オーナーの滞在もリザベーションデスクを通じて行われます。また、ホテル機能を備えているという意味で、1日単位で借りることができます、清掃も希望に応じてホテルが行います。キッチンやユニットに併設された駐車場はありませんが、通常、「キチネット」と呼ばれる火を使わない料理ならできる付帯設備があります。
それに対し、「バケーションレンタル物件」は、週単位の短期貸し(実際には1カ月以上、6か月未満)物件です。
フロントデスクはなく、レンタルに関しては、管理会社を通じて行われます。通常キッチンや駐車場も付いていますが、ホテル機能は備えていませんので、清掃などは自分で行います。
また、コンドテルは税金を除くすべての宿泊料金(電話や食事などの実費は除く)が提示されますが、バケレン物件では、駐車場代などその物件によって含まれているものが異なりますから、賃貸される前に賃料以外、別途どんな支払いが必要か確認が必要です。
バケレン物件には、イリカイアパートメント、イリカイマリナーなどが有名ですが、ワイキキバニヤンやワイキキサンセットの中にはユニットによって、コンドテルとして貸し出さず、バケレン物件として貸し出しているものもあります。
以上は、ハワイに滞在する方の目線で考えた情報ですが、次はこのような物件を購入される方の目線でお話します。
よく、「投資物件をさがしているのですが」とご連絡をいただきますが、ご自分がハワイに滞在されているときは投資物件を使用され、不在の時は貸し出したいという方は、この2つの内のどちらかの物件のご購入となります。
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