その話を今回、詳しく説明しましょう。
病院等で、関節構造が変形しているレントゲンを見せられて・・
「関節がこんなに変形しているから、痛いんですよ。」
「だから、痛みとは一生付き合っていくしかないですね。」
なんて説明を受けると、インパクトありますし、納得してしまいますよね。
ところが実際は、関節にある軟骨や骨には知覚神経がありません。要するに変形しようが軟骨が減ろうが、痛みを感じないんです。
実際、痛みを感じているのは関節構造に関わる靭帯や筋肉です。
シリーズで関節症の機序をご紹介してきましたが、その機序を考えてもそれが分かります。
まず、初期の段階で痛みを感じていますが、構造的異常は生じていません。構造的異常が起こるのは機序の最終段階ですよね。要するに''結果であって原因ではない''と言うことです。
また、こんなところからでも、その矛盾が見えてきます。
構造的異常が痛みの原因なら、構造が日によって変わるわけはないですから、日によって痛みの変化があるのは、矛盾しませんか?
つづく。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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