今回はその次の段階、変形性膝関節症の機序、構造的異常をご紹介しましょう。
構造的異常とは、字のごとく機能的異常が改善されないことにより関節構造に異常が出てきます。
機能的異常のまま酷使することで、関節内軟骨組織の磨耗や関節の変形が起こります。
人のカラダは、うまく出ているもので、機能面で不安な状態が起こると、構造面でそれを補おうとしているのです。ある意味、自然の摂理ですよね。
構造的異常が進むと、関節構造が正常な歯車を形成できなくなりますので、物理的に関節の可動域の減少が起こります。
この段階にくると、人工関節という方法をとらないと、可動域の減少は戻らないでしょう。
ただし、痛みとこの構造的異常は別です。
痛みは、機能的異常により生じるもので、構造的異常によって生じているわけではないのです。
ここが大きなポイントなんです。
次回、詳しくご説明しますね。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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