
- 若林 正昭
- 若林司法書士事務所 所長 認定司法書士
- 司法書士
対象:借金・債務整理
以前NHK特集で、長寿の秘密について放送があり、その後大きな反響を呼んでいる。
100歳を超えて100M短距離走で世界記録をもつ日本人の老人や、24歳の二匹のサルで片方は気もふさふさ、肌つやもいい、もう片方はけが抜け落ち、肌もしみだらけボケもあるらしい。アメリカの研究で最近サーチュウイン遺伝子なる物が発見された。この遺伝子のスイッチが一旦入ると老化を防止し病気を治す100種類以上もの様々な変化が人間の体に起きるらしい。
その秘密はというと、低カロリー食。毎日の生活でカロリーを30%程度減らすとのこと。たったこれだけで魔法の遺伝子のスイッチが入る。しかもこの遺伝子人間なら誰でも持っているそうだ。実際番組で5人の人に低カロリー食を実施したところ2-3週間でこの遺伝子のスイッチが入ったことが確認された。
いろいろ調べてみると、人間は300万年の歴史のなかで、299万9千900年は飢餓すれすれの生活をしてきた。従って餓えに対応する様々な仕掛けが生物の身体には備わっているらしい。その証拠に餓えに対応する脳内物質やホルモンは130種類以上あるのに対し、過食に対応するホルモンはインシュリンの1種類のみである。
さて、ここで空腹に関し考えて見る。空腹を貧困とは結び付けずに魔法の遺伝子のスイッチを入れるためのプロセスと考えてはいかがであろうか?
そうすれば、①健康が手に入る、②食費がかからない、③医療費もかからない、④貧乏への恐怖心が減る、など良いことずくめではないか。
自己破産の手続きに躊躇している貴方へ:空腹を愉しむ、延いては貧困を愉しむ境地に至ると、最後は「破産を愉しむ」領地にたどりつくのかも知れない。古来より長寿の象徴である高僧は現代で言う破産状況を愉しんで来たのだから。
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