春の七草を集めて七草粥を作りました(2) - 幼児教育 - 専門家プロファイル

杉田 昌穂
青穂塾 塾長
大阪府
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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春の七草を集めて七草粥を作りました(2)

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「すずしろ」はダイコン。

写真は「サカタのタネ」という会社の「ころ愛」という品種です。これは早生種で、夏休み終了前後に畑に種まきをすると、秋には小振りのダイコンができます。忙しくて間引きを忘れていても、それなりに成長しますので重宝します。

写真のダイコンは、植木鉢に種をまくのをうっかり忘れていて、10月上旬に種をまいたため、小さい物しかできませんでした。今年のように厳冬でなければ、もう少し大きくなったかもしれません。

有岡利幸著「春の七草」(法政大学出版局)によりますと、ダイコンは地中海沿岸あたりが原産地で、中国経由で日本に渡来したようです。根が白く涼しげに見えることから「清白(すずしろ)」と呼ばれました。そのため、ダイコンの白さを女性の肌の白さにたとえることが、古来多かったようです。もちろん女性の太ももの白さにたとえていることも多くありますので、「大根足」という表現は、もともとは褒め言葉だったと思われます。どこかで読んだ話ですが、ある仙人は、川で洗濯する女の白い太ももを見た瞬間に神通力を失い、普通の人間に戻ってしまったそうですから、恐るべし大根足ということになります。

古来から、ダイコンには消化作用があり、葉は栄養豊富であることが経験的に知られていたようで、薬用植物としても重宝されていたようです。そのため七草粥に使われているのでしょう。

大根は2、3の品種を毎年畑で作っていますが、手入れをさぼってアブラムシがついても、病気になることもなく成長しますので、丈夫な作物だと感心します。ある農家のおばさんに言わせれば、「ダイコンなんか、肥料に油かすをパパッとまいて耕して、種をまいとけばええだけや。」そうです。戦前の東北地方で冷害になったときの写真を見ますと、子どもが葉のついたダイコンを一本持って丸かじりしている写真があります。冬の作物ですので寒さにも強いわけですから、こういうときには大切な作物だったのだと思います。

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