- 松永 隆文
- Qull一級建築士事務所
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
違いがわからない人も多いと思います。
ワックスは床材の表面に膜を張る様になります。床材を塗料でラッピングするような感じです。艶も出ます。ラッピングされるので、水はじきがいいので、汚れ防止には最適です。
しかし、膜を張るという事は、床材の木の感触や風合い、温もりをもラッピングで封印してしまう事にもなります。
オイルというのは植物油をベースとしており、床材に染込ませるものです。染込ませる為、塗膜を残さず、木そのものの風合いを保ちます。木の呼吸を妨げず、調湿効果、木自体の深い味わいと温もりを感じさせます。フローリングの床に素足でというのが、気持ちいい!
しかし、ワックスに比べて汚れやすい。汚れたらすぐに拭き取らないと、汚れが浸透していきます。
どちらがいいのか?は私どもは言えません。そこに住む人の生活スタイル、住んでいる人の性格等、十分話し合いながら、決めていきたいと思っています。