海外の株式や債券に資産配分をお勧めします-3 - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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海外の株式や債券に資産配分をお勧めします-3

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資産運用の原則 資産配分(アセットアロケーション)
一方、株式だけで自分のファンドを組むと、リターンは大きいのですが、リスクもまた大きくなります。イボットソン、A.J社の1970年1月から2006年12月のデータでは、幾何平均リターンは国内株式で7.8%、外国株式は7.9%ですが、夫々の標準偏差(リスク)は19.3%と18.5%にもなります。

 このリスクを抑えるには、株式とマイナスの相関(株が上がると下がる、株が下がると上がる)にある債券を組み合わせることで可能となります。例えば、日本債券を除く日本株式、外国株式、外国債券に均等に配分するとリスクは11.4%に、日本債券を入れて4資産均等にするとリスクは8.7%になります。上記イボットソン、A.J.社の1969年12月末から2006年末の平均リターンは7%でした。(企業年金連合会発表データ使用では現在の期待リターンは4.3%です)

では、債券市場での日本のシェアはどの位なのでしょうか、同じくイボットソン A.J社のデータでは、2006年末、先進国発行額での債券シェアは、日本が21%、米国が28%、欧州が48%、その他で3%です。この比率で外国債券を購入すると、やはり自分流のグローバル債券ファンドが創れます。私は既発の外国国債で組むようにお勧めしています。償還期限などの組み合わせは難しいのですが(≒)の物が創れます。

参考資料として
株式への配分が多い「企業年金連合会」の資産配分と日本債券への配分の多い「年金積立金管理・運用独立行政法人」の資産配分をグラフに載せます。