「仕事をした感」はあっても中身が伴っていない
そんな部下の仕事ぶりを嘆く上司はいないだろうか?
勤務時間の長さは評価してあげたいが、とにかく中身が薄っぺらい
始末に負えないのは本人がその事をまったく自覚していないこと
そういった類の話をまとめたのが本書
たとえば、量が多ければそれだけ説得力が増す、という誤認識から、とにかく不要な資料をあれやこれやと添付して、ものすごい量のプレゼンテーション資料を作成してしまう
しかし、プレゼンテーションというものは量ではない
あくまでも質で勝負
100ページの大作を用意して挑んでも、先方は見てくれない
1ページ1ページ説明するのは最悪
それだったらエグゼクティブ・サマリー1枚で勝負する方がよっぽと勝算はある
本書は
「流行のビジネスモデルを学んだだけで、仕事したつもり?」
「業界トップのまねをしただけで、仕事したつもり?」
など次々と辛らつな言葉を投げかけてくる
「時間対効果」を無視した働き方
流行に飛びつく「安全策」
がいまだにはびこるビジネスの世界
社内の業務効率化はこんなところからも見直す必要があるのかもしれない
自分を振り返ってみて耳の痛い話
興味のある方はご一読を
「仕事をしたつもり」海老原嗣生著(星海社)
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