暮らしの中で「収納」をいかに工夫するかで、住まいの快適さはガラっと変わってきます。見た目にも、機能的にもスッキリと収納でき、お洒落なインテリアが実現できる「収納術」をご紹介します。
写真はリビングスペースの一角に設けた幅2.6m程の多目的収納です。 モノが増え煩雑になりやすいリビングスペースでは、多様なサイズのモノが収納できるこのような収納はとても便利だと思います。
扉をアルミフレームの吊式スライディングドア(開け閉めがとてもスムーズです)とし、ガラスにブラックフィルムを張り込み、半透明でシックな雰囲気を演出しています。
ここでは、大きなダンボール箱に種分けした荷物や季節の衣服箱なども収納できるよう、収納スペースの奥行きは70センチで内部は奥行き50センチの可動棚とし、しまう物に合わせて調節できるようにしてあります。
またその際、手元を照らすために収納内部の天井に小型のダウンライトを取り付けてあります。 扉を閉めた状態で照明をつければ、ブラックガラスを透して柔らかい灯りが得られ光壁のような演出も可能です。
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
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