以前から書こうと思っていた、テーマの連載を始めます。
年代別の家造りです。
家を造るにはテーマが必要です。もちろん、主人公はお施主様ですが、漠然と間取りを描いてしまうと、建売住宅の様な平凡な間取りになってしまいます。
この写真の家のお施主様は、北海道で定年を迎えられ、単身で生活されていたお母様と同居する為、大阪に戻って来られました。
子育ては終えられて、後は趣味三昧の生活に特化された家を造られています。家族の気配が何処にいても判る様に、吹き抜けを設けられ、一階のリビングと二階のサブリビング(ご主人様のホームシアター)が一体の空間となっています。
吹き抜けを造ると光熱費が嵩むのではと、当初心配しましたが北海道で生活された経験を活かし、安価なグラスウールでも充分次世代省エネ基準を満たす家造りとなっています。
http://kawak.jp/
このURLはお施主様のブログです、リタイヤしてからの家造りについて書かれています。
住まい後の光熱費の変遷も記録されています。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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