- 村上 治彦
- 一級建築士事務所 村上建築設計室 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
快適な室内環境を作るために考えなくてはいけないことは、
温熱環境を整えるということが一番大切だと思っています。
関係する内容を確認したいと思います。
□断熱
断熱材にはいろいろな種類があり、それぞれの特性があります。
・断熱材の種類と特性
繊維系断熱材 グラスウール ・水を吸い込むため保管に注意
ロックウール ・湿気の侵入を防ぐことができないので防湿層が必要
発泡プラスチック系 ビーズ法ポリスチレンフォーム ・水に強い
断熱材 押出法ポリスチレンフォーム ・難燃性だが燃える
硬質ウレタンフォーム ・透湿抵抗の高いものが多い
ポリエチレンフォーム ・それ自体あるいは気密テープを使い気密化できるものが多い
フェノールフォーム
木質繊維系 インシュレーションボード ・木片や新聞古紙などが原材料
断熱材 セルロースファイバー
自然系断熱材 羊毛断熱材 ・吸放湿性が高く、調湿効果が期待できる
炭化コルク ・製造時の環境負荷が小さい
上記の内容をかなりざっくりと、別な方向から見てみると
1.価格は表の下になるほど高くなる
グラスウール10k 厚み100mm ≒ 500円/㎡
硬質ウレタンフォーム 厚み60mm ≒2000円/㎡
2.外断熱に使えるのは発砲プラスチック系の断熱材です。
このコラムに類似したコラム
コンクリートは熱を蓄えて、夜までジワジワ熱を発するから、外に居るより暑いのです。 須永 豪 - 建築家(2013/07/08 23:59)
室内環境10 村上 治彦 - 建築家(2012/02/29 15:00)
室内環境9 村上 治彦 - 建築家(2012/02/23 15:00)
室内環境8 村上 治彦 - 建築家(2012/02/16 15:00)
室内環境7 村上 治彦 - 建築家(2012/02/09 15:00)