- 村上 治彦
- 一級建築士事務所 村上建築設計室 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
断熱方法-1
湿気の問題をなくし、柱を含め全体を包み込むことを考え、まずは外断熱を考えました。
この住宅は高本コーポレーションという会社の「ウッドブリーズ」という商品を使っています。
この断熱材は透湿性があり、万が一雨水が防水シートまで入り込んでも湿気を逃がします。
そして左官の外壁仕上げの下地にもなります。
他の断熱部位にも工夫をしています。
ベタ基礎の床下空間を室内に取り込むため、基礎外断熱をしています。
発泡プラシチック系の断熱材はシロアリの道になるので良くないとされています。
そこでシロアリ対策として防蟻処理されているTBボード(ジオファーム株式会社)を使用しています。
「生産物賠償保険加入 10年間 補修費用300万円まで」が保障内容です。
屋根はアルレクス21という遮熱断熱アルミシートを使って屋根面で断熱しています。
「小屋裏も室内」という考えで、通気を小屋裏で行うのではなく、
通気層を外壁と同じようにとっています。
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