借金体質改善コラム 第5回 「近視眼の人は眼鏡をかけよう」 - 借金・債務整理全般 - 専門家プロファイル

若林 正昭
若林司法書士事務所 所長 認定司法書士
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借金体質改善コラム 第5回 「近視眼の人は眼鏡をかけよう」

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返せないかもしれないと思っていても借りてしまう人。そのような人は何ヶ月先のことまで考えているのでしょうか?知り合いの多重債務者Bさんの場合ですが、彼は2ヶ月先までのことまでしか考えないそうです。その先は何とかなると思ってしまうとのこと。よくいえばポジティブシンキングな訳です。よくよくお話を聞くと、「どうせ借金はあるのだから、お金はためようと思わない。その週に暮らせればよい。」と思っているらしいのです。従って貯金はゼロ。何か急な出費があればその都度借りてしのいできて今に至るそうです。

そう、ついお金を借りてしまうひとは、実は近視眼なのです。将来のことは考えない傾向があります。現在を暮らせればいいのですから、貸してくれるうちはいくら借金がかさんでも気にしません。貸してくれなくなってから一気に破綻やっていきます。


破綻がくる前に手を打つことが大切です。近視眼の人は自分は近眼だと認識できれば眼鏡をかけます。そうすると周りの景色が見えるようになり、つまずいて転ぶことも少なくなります。これは風景の可視化ともいえます。借金傾向があるひとにとっての眼鏡は家計簿です。家計簿をつけることはお金の可視化とも言えます。さきのBさんも家計簿をつけ始めて見違えるように借金が減っていきました。

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