
- 佐藤 昭一
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対象:税金
平成23年の確定申告をそろそろ準備する時期となりました。
所得税の確定申告は平成24年2月16日から平成24年3月15日までになります。還付申告については、2月15日以前でも提出することができます。
贈与税の確定申告は、平成24年2月1日から平成24年3月15日までになります。
確定申告は期限内に提出をしないと適用を受けられない特例もございます。
期限内に提出できるように今から早めにご準備下さい。
これから平成23年の確定申告に関する情報を少しずつ紹介していきます。
生涯最大のプレゼント?のお話です。
婚姻期間が20年以上のご夫婦には、税法からもビックな特典を与えられます。
それは、贈与税の配偶者控除です。
これは1つの婚姻に付き1回のみです。
つまり離婚して別の人と再婚し20年経てばまた受けれます。
通常贈与税は110万円の基礎控除(贈与税がかからない限度枠)があります。
これが、贈与税の配偶者控除の適用を受けると、この110万円に2000万円プラスして2110万円まで贈与税がかからないことになります。
配偶者控除の適用を受けるには4つの要件があります。
1.婚姻期間が20年以上であること
2.マイホーム又はマイホームを取得するための資金を贈与していること
3.贈与を受けたマイホーム又は贈与を受けた資金により取得したマイホームに翌年3月15日までに住み始め、その後も引き続き住む見込みであること
4.一定の書類添付した贈与税の申告書を提出すること
以上です。
相続税がかかってしまうほどの財産をお持ちの場合、すごくメリットのある制度です。
ただし、マイホームを贈与した場合でも不動産取得税・登録免許税がかかってきますので注意して下さい。
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