- 久保田 正広
- 株式会社 FPバンク 代表取締役
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
借り換えを諦めかけていたKさんが身を乗り出してきました。
「え、何ですって!」
「審査が通る方法がありますよ。」
「そんな方法あるんですか?」ちょっといぶかしげな顔でした。
「はい。もちろん真っ当な方法で。」
「一体どんな方法ですか?」
ケースによっていくつかの方法が考えられるのですが、今回の方法は全期間固定金利を選択するという方法です。
何故、それでクリアできるかというと・・・
変動金利(または固定期間選択型)の場合には将来の金利上昇時でも返済が可能かチェックするために審査金利4%を使いましたが。
全期間固定金利の場合には当然その適用金利以上にはならない訳で、現在であれば2%台で審査することになります。
「Kさんの場合は返済比率31.2%になってクリアできますね」
「そうなんですね!」
その時初めて全期間固定の選択肢が目に入ったKさんでしたが、
「よくよく考えてみると単に金利を下げたいということでなく、将来の金利上昇のリスクを考えるとずっと固定化できるなら、その方が安心です。」
「但し、1つがやらなければならない事が残っています。」
「え、今度は何ですか?」
「今後のKさんのライフプランについて改めてじっくりと検討して、将来にわたって本当に返済が可能か、さらに、より良い返済のプラン、例えば繰上返済のタイミングなどについて検討して、真の返済能力をご自身で理解するという事です。」
「そうですね」
結局、Kさんは目先の金利引き下げでなく、将来の生活設計まで立てた上で全期間固定に切り替えることになりました。
シリーズでお伝えしてきた「銀行が審査で見るポイント」いかがでしたか?
家族構成や将来のイベントによってのみ、真の返済能力が測れるはずなのですが、時間やコスト、審査能力などの理由から、統計的なデータに基づいた審査に頼らざるを得ないというのが銀行側の実情です。
それによって全く問題ない人が借りれなかったり、その逆の人が案の定、返済に困ってしまうといった事態が後を絶ちません。
年間数万人もの人が競売によって家を手放してします。でもこの人達は全員、銀行の審査でOKをもらったはずですが・・・。
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