- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
私の仕事はどちらかというと、依頼主さまから頼まれて仕事が発生します。(ラクですね〜と言われておりますが。)こうなるまでが地獄だったのも付け加えておきますよ。根性いります。
さて、私は建設業、住宅メーカーといっても中小企業ですが、いろいろと関わってきたことがありました。難しいのですね。高額な商品だけに。「あんなに回数を踏んで営業したのに、別のところへあっさりと決まったのですよ。」と営業さんが涙ながらに話してくれることもあります。
ほとんどの会社が経営者である社長が営業をやって、設計、デザインは事務所にいることが多いでしょう。
さんざん営業しても最後の詰めが決まらないと、0円という厳しい業界だけに、みなさん真剣です。
でも、押しても引いても開かないドアがある日、ポンと拍子抜けするくらいにパッと前が開く時ありますよね。そんなエピソードを綴りたいと思います。
もちろん、ありますよ。私にも。
「どん底とは、こんなところか?」と感じるくらい何もかもがダメだった時期がありました。(私の場合はたびたびでしたが、一番最近のもので。)
1つがダメになると、何もかもが空回りしていきました。いつもなら、仕事がいただける上得意のクライアントさまからの仕事もフイになってしまうし、セミナーをすると「声が小さいし、おもしろくないです。」と容赦なく厳しいご指摘までいただきました。
ことごとく仕事がキャンセルになり、呆然とするというか、「もうやめるべきか。」という瀬戸際まで追い込まれました。それでも、必死になって仕事を追いかけようとしましたが、追いかけているうちは来ないのですよね。
自分に自信すら失われてきました。「不安」という言葉がずっしりと肩にのるし、脈も少々速くなっているような感じでした。「ダメだ。やめるか。」
ある日、セミナーの会場へ行って、「これがダメなら、もうやめよう。」と思いながらも、ハッと見渡すとみなさん昼なのに目がキラキラして・・・。ダメですよね。お金をいただく仕事なのに、真剣にやらないと。
そこで、とりあえずおもしろく語ってみたのです。すべったら、すべったで、
「ここ、笑うツボなんですよ〜。」
笑い出すのですよね。人間一度、笑い出すと「この話、おもしろいぞ。」となってきます。すると、聞いている人の目が「次、何を笑わせてくれるのだろうか?」になってきます。本人も慣れてくると、大まじめな顔をして聴衆を笑わせる・・・芸人ぶりを発揮している自分がいます。
ビジネスのしかも、経営セミナーなのに、半ば漫談。でも、お客さまの心をつかみはじめた時、私も前に動き始めましたね。
これまで、ブツブツと仕事が切れていたのです。ワン切りみたいになっていたのです。・・・が、仕事が仕事を呼んでくれるようになって、続いていくのですね。これには、驚きました。
いま、営業でちょっと煮詰まっているあなた様、少し一息ついてみて。お客さまの心をつかむのは、何も必死になって商品を説明しなくてもいいのですよ。そうそうむしろ、あなた様という個性が出た時「この人から買いたいなあ。」になるんじゃないでしょうか?
私は、なぜだか「あの人の話、おもしろいねえ。」といつのまにか言われるようになってます。おもしろくて笑わせてくれる人・・・。ようやく、お客さまの心をつかんだわけですね。
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