- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
さて、私も最初から女性のお客さまを集めるのを得意としていた訳ではないのです。
きっかけとなったのは、やはり人口減少の地方都市やエリアからの「集客」依頼です。どうしても、少子高齢化が進み、高齢者は多くなっていても、若い層はどんどん減っていっているわけです。
男性ターゲットのお店も、同年代の女性の客層を増やすしかない!という事態になっていたからです。
これは本当に難しくて・・・。ふつうコンサルタントはターゲットの絞り込みをするのです。そうすると、即効性があります。早く集めることができます。絞り込みをしない方法は時間がかかってしまいます。
クライアントさまから、お叱りだってあるのです。でも、お伝えはしますよ。プレゼンの時に。でも、クライアントさまは、苦しむのは嫌ですからね。お金を出したのに・・・。
そんな人口減少の始まった地方都市で、従来の男性のお客さまあたためながら、確保しながら、女性のお客さまを増やすのはいろいろ方法はあるのですが、今回は「見た目」視覚情報といっておきましょう。
また、「色彩がビジネスにおいてなぜ重要なのか」を語るシリーズの時に、くわしく説明します。
まず、「きれい」ということは大事ですね。当り前ですが。
お店のすみずみまで磨いてください。玄関の入り口もうっすらゴミがある、というのではいきませんね。飲食店では、ビールケースとか外に置かれて玄関の隣りに積んでいる人がいますが、これは男性を集めるにはいいでしょうけど、女性となると問題ですよ。
お店のコンセプトにあわないものは、あまり置かないほうがすっきりとしてきれいです。女性は特に主婦は自分の掃除の仕方の度合いと比較してお店を見ます。「きれい」という基準がだいぶ高いと思ってください。
トイレも重要。
きれいにしておくことと、臭いにおいがしないように注意してください。男性がオーナーさんの場合、トイレ掃除にあんまり意識されていない方もいます。
料理がおいしければ、お客さまがやってくる、どこかにそう思われているのでしょうが、女性は全体の雰囲気とか見て、どうだったかを語ります。
それから、店員さんやスタッフがどうこうというのも女性。
男性のお客さまは、商品が良ければ、食べ物がおいしければ、自分にあっていればいいというのがありますが、女性は違うのです。商品がどんなに良くても、スタッフの態度が悪ければ、そこで終わってしまいます。
「二度と、行くもんか。」の世界。
ぜひ、「見た目」のきれいさにもご注意してみてください。女性のお客さまが動き出すかもしれません。
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