@NEXT SenSEマガジン[vol.19]より(バックナンバー)2/2 - 不動産投資・物件管理全般 - 専門家プロファイル

尾野 信輔
株式会社えん 
不動産投資アドバイザー

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対象:不動産投資・物件管理

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@NEXT SenSEマガジン[vol.19]より(バックナンバー)2/2

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景気動向 国内

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2.知っておきたいマネー用語:国債問題の本質
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【さらなる格下げ】
3月の震災以降、格付け各社が2月の日本国債の格下げに引き続き、さらな
る格付けの変更を検討しています。

日本国債、格下げ方向で見直し ムーディーズ:日本経済新聞


【物価の上昇】
日本は輸出大国であるという面はよく強調されますが、実のところ食料品を
含む日常品の多くを輸入に依存している面もあります。
食料自給率は、現在のところ約4割と言われていますが、今後TPP(環太平洋
戦略的経済連携協定)などが推進されれば、さらに自給率は下がると言われ
ています。
そのようななかで、万一、国債格付けが為替相場に影響をあたえるような状
況になれば、物価の上昇は避けられません。


【国債残高の圧縮と増税】
物価が上昇すれば、貨幣価値は下がり、国債残高は圧縮されることになりま
すが、その対価として、金融機関の預かり資産も目減りします。
また、金融機関において、実質的な預貯金残高が低下すれば、国債購入の原
資はなくなり、国家としての資金調達は税収に頼らざるを得なくなります。
そうなると、現在はあまり活発ではない増税議論も国家運営の大きな争点に
なってくるでしょう。

国債の問題の本質は、増え続ける残高や格付けのランクではなく、国として
の資金調達が容易に国債でできることではないかと思います。
その背景には、「とりあえず預貯金」という国民性に裏打ちされた金融機関
の圧倒的に強固な基盤があります。
しかし、そのことが長期視点で見たときに、誰が最大の受益者なのかを考え
ていく必要があるのではないでしょうか。


若い世代ほど損をする 日本のお金のインチキな構造は 何も変わっていない
|若い人ほど知ってほしい、日本のお金が働かないワケ
http://diamond.jp/articles/-/12155 


今年の2月以降、国債に関して解説をしてきましたが、今回でひとまず最終
回にさせていただきます。
国債に関しては、TVなどでは誤解の多い表現をされることも多く、また、
増え続けても問題ないという意見も多くあります。
国債の問題は、一人一人の資産形成の考え方に直結している問題です。
しっかりとした知識を身に付け、今後の資産形成に活用していきましょう。


いよいよ最終回!国債の本質については7月23日開催のセミナーでさらに
詳しく解説!↓
http://www.enweb.jp/lp/ 

 

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http://www.enweb.jp/mailback/2011/07/next-sensevol19.html

 

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