- 森 久美子
- エフピー森 代表
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
ディスカウント債と呼ばれる外国債券が人気のようです。
これは、定期的に利子が支払われる「利付債」と、額面金額より割り引かれた価格で発行される「割引債(ゼロクーポン債)」の中間のような債権です。
利率はせいぜい0.5%程度と、低く設定してあるものがほとんどです。
それじゃ魅力がないと思われる方もいらっしゃると思いますが、売り出し価格が額面よりかなり低いため、最終的には8%、9%といった高利回りが期待できるのが、この商品のセールスポイントです。
では、なぜこんな商品が生まれたのでしょうか。
それは、ディスカウント債の税金が一般の利付債と同じだからです。
つまり、利子は預貯金と同じく20%の源泉分離課税になるのですが、もともと低く設定してあるので負担感はそれほどありません。
一方、償還前に売却した場合の売却益は、利付債と同様に非課税となります(割引債の場合は、譲渡所得として総合課税の対象)。
ということは償還直前に売却するば、償還差益とほとんど変わらない利益が非課税になるという仕組みです。
平成15年6月13日以降発行のディスカウント債は、償還期間によって一定以上の利率をつけるよう条件が決められているので、要件を満たすかは確認が必要です。
売り出されているのは、ブラジルレアル、南アフリカランドといった新興国通貨で発行されるものが多いようです。
つまり、為替相場で円高が進めば為替差損で元本割れのリスクもあるということも忘れないようにしましょう。
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