このスイスフランを全額ユーロに変えてくれ - 外貨預金・MMF - 専門家プロファイル

伊藤 誠
代表取締役
東京都
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:投資相談

伊藤 誠
伊藤 誠
(ファイナンシャルプランナー)
大山 充
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
大山 充
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

このスイスフランを全額ユーロに変えてくれ

- good

  1. マネー
  2. 投資相談
  3. 外貨預金・MMF
投資

「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読

● スイス、無制限介入 ●

-2011年9月11日日経ヴェリタスp48より伊藤誠の特選記事-

【このスイスフランを全額ユーロに変えてくれ】

スイス国立銀行(中央銀行)がスイスフラン相場に
1ユーロ=1.2スイスフランの上限を設け、
無制限介入でこれを維持すると発表した6日。

ジュネーブ市内の両替店には朝から、
手持ちのスイスフランが急落すると考えた外国人労働者らが
列を成した。

5日まで1ユーロ=1.1スイスフラン前後だったスイスフラン相場は
発表後、1.2スイスフランまで急落。

本格的なスイスフラン売り・ユーロ買いの介入には、
まだ動いていないもようだが、
目標値を明言する「口先介入」だけで大きな効果を上げた。

昨年の後半以降、スイス国立銀行は為替介入を手控え、
対ユーロや対ドルで過去最高値に達したスイスフランに対し、
ゼロ金利政策や量的緩和で対抗していた。


しかし、効果は貧しく、経済界や政府は、さらなる追加策を要求していた。

実はスイス国立銀行は1978年、
当時欧州の主要通貨だったドイツマルクに対して
1マルク=0.8スイスフランの上限を設定し、
スイスフラン売りの為替介入を実施した経験を持つ。

スイス国立銀行にとっては前代未聞の事態ではない。
問題はその副作用だ。

78年からドイツマルクに対する上限を維持するため、
スイス国立銀行は介入を通じて潤沢に資金を供給。

この結果、80年代初めにインフレが発生し、国内経済が混乱した。


スイスの物価は現在、全体的に落ち着いているが、
スイスの一部メディアは早くも
「スイス国立銀行はインフレの再来というリスクと
戦わなければならない」と警告している。(ヴェリタス誌より抜粋)

この記事はとても興味深いですよ。

スイスと欧州の話なので
日本人はあまり気にとめていない人が多いのではないでしょうか。

 
世界ではリスク回避でスイスフランと円に
お金が集まっていました。

スイスはスイスフラン高を阻止のために、上記を行ったということです。

これを日本に置き換えると、
例えば1ドル=75円以上の上限を設け、
無制限介入でこれを維持する。

 
東京都内の両替店には朝から、
手持ちのドルが急落すると考えた外国人労働者らが列を成した。
となるかもしれません。

現在の日本の状況は限界にきていると思います。

これだけ円高になり、法人税も世界でNO1に高ければ、
国内の企業が海外に出ていくのはあたりまえです。

人情で日本に残ってくれというには限界を超えた
というのが私の見解です。

米国や欧州の先進国と新興国はインフレを恐れ、
お金をばらまくことの副作用(インフレ)を恐れています。

日本のインフレ率は0%で、
181国中175位(これはほとんどデフレ)。

スイスのインフレ率は0.69%で、181国中171位。
インフレ率ではスイスよりも下回っています。

日本政府と日本の中央銀行は今動かないと
取り返しのつかない日本の状況(大失業時代)になります。

スイスとは経済規模が違うことを加味しても、
日本はオモイキッタ行動に出るべきではないでしょうか。

 

FP知恵の木では、少子高齢化時代の資産形成につて
毎週無料メールマガジンを配信しています。
よろしかったら、子の木かにぜひご登録ください!
http://www.chienoki.com/seminar06.php

 

このコラムに類似したコラム

「日本企業、無借金経営!」 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2012/06/08 16:05)

預金保険制度と外国銀行の在日支店 森 久美子 - ファイナンシャルプランナー(2012/04/14 10:00)

「円安」、「株高」、そして「金利」は!? 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2012/03/16 15:47)

お金をためるコツ「定期預金の選び方」 森 久美子 - ファイナンシャルプランナー(2012/01/03 10:00)