『住宅ローン借り換え成功のコツ』

住宅ローン借り換え成功のステップは次の通りです。

現状の把握をする→借り換えの目的を明確にする→ローンの組み方を検討する→金融機関およびローン商品を選択する→借り換えの効果を測定する→将来の資金繰りを予測して教育や転職、定年退職など大きなライフイベントに備える→入念な事前準備をして申込をする。という流れです。

この中で、ちょっとした工夫で審査に良い影響を与えるのが申込書類の準備と記入の仕方です。

【必要書類の集め方】

基本は不足書類や間違いがないか完璧な状態にすることです。よくあるのが、３年分と書いてあるのに１年分のみだったりします。一発で揃えましょう！また、審査をする上でプラス要素をアピールするための資料を用意できるならば絶対に提出すべきです。

これは収入や勤務状況など、審査に影響する項目について金融機関に伝えておいたほうが良い情報やそれに関する資料があれば用意して、提出するということです。

例えば転職の例ですが、転職後３年未満は借入できない、もしくは困難なケースがありますが、ひとくちに職場が変わると言っても様々です。独立、転職（異業種）、転職（同業種）、転籍・・・。

独立の場合３年未満はまず無理と思った方がいいですが、その他の場合は金融機関によっては事情を考慮してくれるケースもあります。

それから、必要書類の中で大量のコピーを取ることになると思いますが、ここでも差が出ますよ。コピーはすべてＡ４に統一。薄かったり、肝心な所が切れていたりでは審査がストップしてしまいます。

【申込書類の記入方法】

きれいに、丁寧に、完璧に書く。これを徹底的にやるんです。審査には基準があってきれいに書いたところで結果は変わらないだろう思うかもしれませんが、審査をやっているのは人間です。必ず心象というものがあります。

では、きれい、丁寧、完璧とは具体的にどういう状態をいうのでしょうか？何もペン習字をやろうというのではありません。字が雑で読めない、誤字脱字がある、記入漏れが多い、そもそも書き方が間違っている・・・。

私が銀行員の時、ひどいのになると住所、氏名、捺印だけあって、「あとよろしくね」なんて案件もありました。イマドキこんな話はないと思いますが、みなさんはこんな事をしてはいけません。

さて、完璧な申込書を書くために是非やっておきたいオススメの方法があります。その方法をやるだけで、格段に良くなるので是非やってみましょう！

その方法とは、申込書を記入する前に申込書のコピーをとって、まずコピーに書いてみるという方法です。そんな事かとあなどってはいけません。これで果実がぐっと近づくのですから。審査は入試における願書と面接みたいなものです。願書は気に入るまで何回も書き直ししませんでしたか？

それから、書き始めれば気がつくと思いますが、「どう書けばいいの？」という欄が必ず数か所は出てくると思います。書き方が不明な時は、しつこいくらい金融機関に問い合わせると良いでしょう。

以上住宅ローン借り換えのコツの中でも、誰もが陥り易く、でも誰でもすぐにできるコツをご紹介しました。しかし、住宅ローンの借り換えが成功したかどうかは審査が通るだけではありません。また、支払い総額が減らせただけでもありません。将来家族構成などライフプランが変化する事が予測される場合、借入の前後でどうしてもやっておきたい対策があるのです。

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