- 伊藤 誠
- 代表取締役
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
1.「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読
● 米債務危機の悪夢 瀬戸際のAAA 緊迫する市場 ●
-2011年7月31日日経ヴェリタスp1より伊藤誠の特選記事-
■米国の債務危機が世界のマーケットを揺らしている
国庫(米国)の現金が底をつきつつあるそうです。
最悪の場合は8月上旬に米国債の元利払いが滞り
デフォルト(債務不履行)となるというのです。
債務不履行とは、借りたお金を返せなくなること
会社で言えば「倒産」です。
オバマ政権は新たな借り入れを認める法案の可決を
議会に求めてきましたが
与野党の合意に達していない状況です。
米国では法律で政府が借金できる上限が定められているため
議会が上限引き上げを認めないと、
資金繰りは行き詰るのです。
■世界中の投資家が保有する米国債
最高位の信用力を示す格付けAAAを持つ米国債は
世界中の投資家が保有しています。
この非常事態を受け、
投資マネーはリスク回避
「円高・ステスフラン高・GOLD高」
に動きだしています。
■主要国の政府債務残高とGDP比率をごらんください
日本 約1100兆円220%
米国 約1000兆円91%
ドイツ 約200兆円79%
イタリア 約200兆円119%
フランス 約200兆円84%
韓国 約20兆円30%
■米国がAAAではなくなる?
今週はこの問題を取り上げないわけにはいきません。
世界中が注目しています。
「米国がAAAではなくなる」という事態です。
しかし、米国は、海外からの資金流入が期待でき、
先進国では人口が増加する数少ない国。
中長期的には財政健全化の余地は大きい
という見方もあります。
■私の見方はこうです
○国の借金に上限を決めているのは正しい
○国の借金が返せない場合に公務員や軍人の
給与凍結があり得るのはすごい
○日本の借金は改めて「とんでもない規模」である
今回、米国では法律で政府が借金できる上限に達し、
上限引き上げが政治的に難航していることが問題で
極めて政治的色彩が強いようです。
ギリシャ・スペイン・ポルトガル・イタリア・米国と
今、世界中で国の借金が問題になっていて、
緊縮財政や増税が行われています。
世界でとびぬけ断トツNO1の借金国日本が、
こんなにのんきで良いはずがありません。
■物事は最終的には、あるべき方向に向かいます
日本がこのまま無事でいられるとは
どうしても考えられないのです。
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