- 阿妻 靖史
- パーソナルコーチ
対象:夫婦問題
- 佐藤 千恵
- (離婚アドバイザー)
- 阿妻 靖史
- (パーソナルコーチ)
不倫されたときの心の癒し方 2
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恋愛セラピストあづまです。
「不倫されたときの心の癒し方1」の続きです。
始めは、怒りが何度も何度も現れて、心が壊れそうだった。
でも、夫を責めても、関係修復の道はないことを肝に銘じて、
怒りがこみ上げてくることを、夫に伝えるにとどめた。
辛い気持ちを否定せずにただ聞いてもらうだけで、楽になった。
そんな思いやりのある友だちがいたことが、A子さんにとって救いだった。
不倫した夫も、今は反省し、自責の念で傷ついているのだ。
夫を責め立てることは、夫婦関係を修復することにはつながらない。
A子さんは辛かったが、ぐっと耐えた。
話を聞いてくれる友だちがいたことが、支えになった。
怒りの下からは、つもっていた寂しさが湧き上がってきた。
そこで気づいたのだった。不倫される前から、夫婦関係は冷えていたことに。
不倫されたから、寂しくなったのではなく、
不倫される前から、夫婦の間に溝があったのだ。
そして、夫婦関係を学ぶ中で、夫からのセックスの誘いを何度も拒んだ
ことを思い出した。これは夫を深く傷つける行為だということを知った。
不思議なことに、これは怒りを鎮める効果があった。
不倫した夫が100%悪いのなら、あとは夫次第と言うことだ。
被害者の自分にできることはない。別れを選択するのみだ。
しかし、夫婦の溝が始めからあったとなれば、自分の側にも
夫を追い詰めた理由があったのではないか、そう考える余地がある。
少し冷静になれた。
なぜ、溝ができたのか。
なぜ、夫婦の会話がなくなったのか。
お互い、自分の気持ちを正直に打ち明け合った。
その結果分かったことは、
二人とも、自分の楽しいことよりも、他人の目を気にしすぎていたこと。
「仕事」「家事」などの義務に縛られていたこと。
もっとどうしてほしかったかをお互いに話し合ってみると、
きちんと義務をこなすことよりも、笑顔でいてくれることをお互いに望んでいたのだ。
そして、大きな発見だったのは、
お互い相手が不機嫌だと、心のどこかで自分を責めてしまうこと。
逆に言うと、不幸な顔をしていると、相手を傷つけると言うこと。
反省した。
いままで、つまらなそうな顔をして家事を完璧にこなしてきた。
それって、夫を傷つける行為だったのだ。
夫は、A子さんに愛されていないとずっと感じていたのだった。
いつも不機嫌に、しかも文句の付けようのないぐらい完璧に家事をこなすA子さん。
なんだかいつも、「あなたもっとしっかりしなさいよ」と叱られているように感じていた。
そうじゃなかった。
A子さんは、夫のために、一生懸命やっていたのだ。
でも、その方向が間違っていたために、夫には間違ったメッセージが伝わったのだ。
これからは、疲れたときは、生活に支障が出ないように上手にさぼること。
そして、楽しい気持ちでいられることを一番に考えようと決めた。
続きはこちら「恋愛の悩みに関するコラム:女と男の心のヘルス」
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