- 阿妻 靖史
- パーソナルコーチ
対象:夫婦問題
- 佐藤 千恵
- (離婚アドバイザー)
- 阿妻 靖史
- (パーソナルコーチ)
不倫されたときの心の癒し方 1
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恋愛セラピストあづまです。
信じている夫に不倫されてしまった。
これほどのショックが他にあるだろうか。
このコラムでは不倫された妻の心の癒しについて書いてみたい。
A子さんは、結婚5年目。2歳の子供とご主人の3人暮らし。
ご主人は最近購入したマンションのローンの支払いのため毎日忙しく働いている。
不満といえば、夫婦の会話がないことぐらい。
安定した生活。これ以上贅沢をいうべきではない、そんな気持ちがあった。
しかしある日、女性から突然の電話。夫の不倫相手からだった。
「不倫された・・・」
あまりのショックに、始めは不倫された事実がよく飲み込めなかった。
そして、少し落ち着いてくると不倫されたことに対する怒りがこみ上げてきた。
それまで、不倫されたら離婚だと考えていたし、そう公言もしていた。
しかし、引き裂かれそうな気持ちの中で、
相手を許せないと感じながら、同時に愛していることにも気づいた。
不倫されたから離婚する。
これはつまり、大切な夫を不倫相手に渡すことを意味するのだ。
不倫されたから離婚する。
これが、こんなに困難に感じられることだったとは。
逆に、不倫した夫との結婚関係を継続するのもいばらの道だ。
複雑な感情が湧き上がってくる。悔しさ、怒り、寂しさ、不安。
悲しみだけは、まだ抑えている感じ。まだあきらめていないから・・・
A子さんは、ある事実に気づき、苦悩した。
不倫されたけれど、そして不倫の事実はショックだけれど、
まだ夫を愛しているということだった。
まだ愛しているという感情があり、別れを選択できない。
だから彼女は、関係修復の道を選んだ。
関係を修復する場合、
不倫した側に求められるのは、謝罪と改心である。
A子さんの夫は改心しており、発覚を機に不倫関係を解消した。
逆に、不倫された側に求められるのは、許すことである。
A子さんは、傷つき、怒り、不安になり、情けない気持ちの中で、
その気持ちと向き合い、許せるかどうか悩み苦しんだ。
不倫によって傷ついた関係を修復する場合、
不倫した側が改心するだけでは、感情的な絆は回復しない。
不倫された側が相手を許すことが必要なのである。
不倫された側が相手を憎んだままでいては、夫婦には戻れない。
これは、難しいことだが、不可能ではない。
A子さんは、傷ついた心を抱えながら、許すことに挑戦し続けた。
「不倫されたときの心の癒し方2」に続きます。
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