- 嶋崎 眞二
- なづな工房一級建築士事務所 主宰
- 兵庫県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
内壁のほとんどは、左官仕上げとなる。
その左官工事が始まった。
絹延橋うどん研究所で使用した ハミルトンウォールだ。
小さなサンプルで確認するより、実際施工すると
より白く(明るく)感じるものだが
やや黄成りの色を選択した絹う研よりも
今回はより白い色を選んでいる。
狭小住宅は、開口部の制約を厳しく受ける。
壁面白色の彩度を少し上げておきたい。
と言いながら
より光が届きにくい1階に、
敢えて、黒い壁を出現させようとしている。
黒漆喰を塗った和室が、玄関ホールと一体に
訪問者を出迎える。
そして
さらに畳の間の向こうには、
狭小石庭が配されることになる。
松匠さんと共に、使用する石を探しに出かけた。
石を眺めながら
いろんなイメージを巡らせる。
設置スペース、搬入経路共に狭小だから
使える石も限られてしまうのだ。
さて、どんな世界を創出できるか。
期待半分、不安半分。
勝算はある。
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