No.172現地の日常性と変化を捉えたCity’ Superの快進撃 - 海外展開 - 専門家プロファイル

澤田 且成
アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
東京都
ブランドコンサルタント
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No.172現地の日常性と変化を捉えたCity’ Superの快進撃

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ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』

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No.172 現地の日常性と変化を捉えたCity’ Superの快進撃
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン      2011.06.27

 ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』

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【ブランディング勉強会レポートを公開しました】

6月25日(土)に開催されましたブランディング勉強会の
レポート+参加者の声を公開しました。

⇒ http://www.id10.jp/seminar/110625
※参加者全員から知人・友人に紹介したい!と評価をいただきました。
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。

6月も最後の週となり、
百貨店やスーパーマーケット、通販サイトなどでは
お中元商戦が真っ盛りとなっています。

ちなみに、関東では7月初旬から15日までの2週間、
関西では7月初旬からお盆までの6週間がお中元を贈る目安。

最近では、お歳暮のみを贈ったり、
親しい企業間では贈答しないという事も多くなりましたが
コミュニケーションを図る伝統として、大切にしたいものです。

さて、今回のブランディングニュース
『企業ブランド戦略の成功と秘密』では、
複合型スーパーマーケット「City’ Super」を取り上げます。

香港に8店舗、台湾にも3店舗、また上海に出店するCity’ Superは
香港でも上位の複合型スーパー。
食料品を中心に、服飾・雑貨も展開し、
今年の初めには「香港最高サービスブランド2010」を受賞しました。

このCity’ Superを設立したのは、香港西武を建て直した
元デパートマンの石川氏。

バブル崩壊により、経営規模の縮小を余儀なくされた西武が
香港西武を売却することが決まった折に、
会社を辞め、仲間たちとともに香港に残留し設立しました。

石川氏は日本人ながら、自国の市場進出や
香港在住の日本人を相手とするビジネスとは一線を画し、
香港に根付いた店舗展開で成功を収めました。

生活に欠かせないサービス業が海外へと進出する今、
今回は「日常性」という視点から
City’ Superの成功を探っていきたいと思います。

City’ Super
http://www.citysuper.com.hk/

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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
現地の日常性と変化を捉えたCity’ Superの快進撃


[2] 編集後記

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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
現地の日常性と変化を捉えたCity’ Superの快進撃
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■ 現社長も感じた“buy”を主力としない大手小売の特質

City’ Superの誕生は、ちょうど15年前の1996年。

前後の年にはヤオハン、伊勢丹、三越、松坂屋、東急が
相次ぎ撤退するなかで誕生しました。

バブル景気の勢いに乗った百貨店各社は、とにかく海外へと
進出を急ぎましたが、日本流の小売スタイルを変えず展開した結果
業績悪化が目立ちはじめ、そのうちにバブル崩壊が襲い撤退に。

そんな中で、赤字だった香港西武を立て直したのが、
City’ Superを設立した石川氏。

彼は、西武時代に磨き上げたバイヤーの力を生かし
見事に黒字化することを果たしたのです。

しかし香港西武は、現地法人に買収されることに。
石川氏は、仲間たちと香港に残留する道を選び、
City’ Superを設立したのでした。


かつて石川氏のもとで学び、City’Super現社長を務めるウー氏は
“buy”の感覚が日本の小売に欠如していたことを振り返っています。

「西武はスペースを提供するだけで、売れるものを買い付け、
そのスペースで自ら販売する“buy”ということをしていない。」

ウー氏は、当時西武百貨店に勤務していましたが、
バイヤーを目指していた自分との違いを感じ、西武を離れます。

再びウー氏が西武に復帰したのは、石川氏からのオファー。

こうしてウー氏は、石川氏のもとで
「日本をベースに、香港流に応用させた」City’ Superがもつ
独特のスタイルを身につけていくことになります。


続きはこちらから。

⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/110627

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